脇差　武蔵太郎安国　為増山重武使　正徳壬辰仲秋成物之時　源義□於眼前真丸棟作之 新刀上作　特別保存刀剣鑑定書

品番：WA-098060
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Paper(Certificate): 財団法人　日本美術刀剣保存協会　特別保存刀剣鑑定書

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai) ： 武蔵国(Musashi)・江戸時代中期(Edo era 享保頃)
 

刃長：Blade length(Cutting edge): 51.4ｃｍ（一尺六寸九分半）　反り：Curve(SORI): 1.67cm　
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.12ｃｍ　元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.7ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.75ｃｍ　先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.53ｃｍ
茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ、筋違い鑢目、目釘穴二

体配：Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、身幅広く姿健全。
地鉄：Jigane(Hada): 板目つみ柾目まざり地沸付く。
刃文：Temper patterns(Hamon): 互の目乱れに丁子交じり小沸つく。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 乱れて先小丸に返る。
登録：Others: 東京都　昭和２６年

【解説】初代安国は武州下原鍛冶の下原広重の子として八王子に生まれました。初銘は藤太廣重、江戸に出て大村加トの門下に入り武蔵太郎安国と名のり卜宥と号し江戸麻布に住しました。武蔵太郎の名が良いために珍重される向きもあり人気刀匠です。小説「大菩薩峠」では主人公である机竜之助（片岡千恵三）の愛刀とされ話題となり更に人気を高めました。享保四年、子の幸蔵と共に将軍吉宗の上覧鍛冶を務めたことは有名で、新刀期の名工として大きな業績を残しました。享保十五年（一七三〇）八月十九日、八十一才の天寿をまっとうしました。作の特徴は身幅が相当で大乱れ刃文を焼きました。
本作の体配は重ね尋常で身幅タップリと広く健全無比のガッシリした姿の脇差です。地鉄は板目肌がよく詰んで柾目肌が交じり地沸ついて、刃文は大きく乱れた互の目で丁子刃が交じり匂い深く小沸よく付いて冴えています。また棟焼きも見られ、刃中には、足、葉、金筋砂流し働いて楽しめます。帽子は湾れ先小丸へ返ります。この刀は地刃共に武蔵太郎安国の典型作で、茎の添え書きからしても注文打ちの入念作に違いなく安国の高度な技量を十分に示した代表作であります。金着せ二重はばき

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