茎は生で錆味がよく銘もしっかりしていて気持ちが良い。本工の高度な技量が現れた一振りである。
刀 菊紋 越前守源来信吉 保存刀剣
Katana [Echizen-no-Kami Minamoto Rai Nobuyoshi] [N.B.T.H.K Hozon Token]
品番: SKA-010120
価格(Price): 売約済/Sold Out
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品番: SKA-010120
Stock No.: SKA-010120
鑑定書: 保存刀剣鑑定書・特別貴重刀剣鑑定書
Paper(Certificate): NBTHK Hozon Token, Tokubetsu Kicho Token
国・時代: 山城国・延宝頃(1673~)
Country(Kuni)/Period(Jidai): Yamashiro, Edo period 1673~
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 71.1cm(二尺三寸四分) |
---|---|
反り Curve(SORI) : | 1.4cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 3.18cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.79cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.6cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.55cm |
茎 Sword tang(Nakago) : | 生ぶ、化粧筋違鑢目。目釘孔1個。 |
登録 Registration card : | 秋田県 |
【解説】
越前守源来信吉は、初代信濃守信吉の三男で、銘を「越前守源来信吉」「入道源来信吉」「高井越前守源来信吉」などと切る。その作風は沸本位の互の目乱れを焼くが、井上真改に迫るような湾れた直刃の作もあり、晩年は大坂に移住して鍛刀している。本作は、二尺三寸四分と常寸の刀で、地鉄は小板目肌詰んだ鍛えに細かな地沸がつく。刃文は湾れ刃で物打にかけて焼幅を広める。匂深く沸よくつき、刃中には砂流しに掛り金線が働く。帽子はそのまま焼き幅広めて一枚風となり小丸に返える。茎は生で錆味がよく銘もしっかりしていて気持ちが良い。本工の高度な技量が現れた一振りである。
越前守源来信吉は、初代信濃守信吉の三男で、銘を「越前守源来信吉」「入道源来信吉」「高井越前守源来信吉」などと切る。その作風は沸本位の互の目乱れを焼くが、井上真改に迫るような湾れた直刃の作もあり、晩年は大坂に移住して鍛刀している。本作は、二尺三寸四分と常寸の刀で、地鉄は小板目肌詰んだ鍛えに細かな地沸がつく。刃文は湾れ刃で物打にかけて焼幅を広める。匂深く沸よくつき、刃中には砂流しに掛り金線が働く。帽子はそのまま焼き幅広めて一枚風となり小丸に返える。茎は生で錆味がよく銘もしっかりしていて気持ちが良い。本工の高度な技量が現れた一振りである。