室町時代前期の美濃千手院。総体的に見どころが多く、古雅な雰囲気を漂わせる刀です。
刀 無銘 美濃千手院 保存刀剣鑑定書
Katana [Mumei Mino-Senjuin][N.B.T.H.K] Hozon Token
品番: SKA-010122
価格(Price): 売約済/Sold Out
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品番: SKA-010122
Stock No.: SKA-010122
鑑定書: 保存刀剣鑑定書
Paper(Certificate): NBTHK Hozon Token
国・時代: 美濃国・室町時代前期
Country(Kuni)/Period(Jidai): Mino(Gifu),Early Muromachi period
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 69.1cm(二尺二寸八分弱) |
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反り Curve(SORI) : | 1.6cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 約3.02cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 約0.75cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 約2.40cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 約0.50cm |
茎 Sword tang(Nakago) : | 勝手下鑢目、目釘穴2個。 |
登録 Registration card : | 東京都 |
【解説】
美濃千手院派は、平安末期より続く大和国千手院派が、南北朝期に美濃国赤坂に移住した一派です。
美濃国赤坂に住し鍛刀しましたので、赤坂千手院とも呼ばれています。
祖となる刀匠は、南北朝初期は貞和頃の国長と云われています。美濃千手院派は室町時代後期まで繁栄しました。
本作、身幅、重ともに確り、刀身の中間で反る姿の御刀です。総体的に見どころが多く、まだまだ充分に楽しむことの出来る一振りです。地鉄は、板目肌に杢目肌交じり、肌がよく現れます。刃文は、少々複雑で、匂口柔らかい小沸出来の、ゆったりとした湾れを基調とした刃に、互の目丁子乱れ、小互の目や小丁子入り、刃縁には砂流しと金線がよく働いて冴えるなど繊細な景色を見せています。帽子は細かく乱れこみ、先、火炎状となり、やや深く小丸へと返ります。茎は錆色良く雅趣あふれ、古刀然とした迫力があります。保存刀剣鑑定書で「美濃千手院」に極められた、古雅な雰囲気を漂わせる刀です。