賀州家忠。加州刀工で賀州兼若と並び著名であり、兼若の独特な刃文を思わせる焼刃で魅力溢れる一口です。
刀 賀(賀州家忠) 保存刀剣鑑定書
Katana [Ka(Kasyu-Ietada)][N.B.T.H.K Hozon Token]
品番: SKA-020222
価格(Price): 売約済/Sold Out
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品番: SKA-020222
Stock No.: SKA-020222
鑑定書: 保存刀剣鑑定書
Paper(Certificate): NBTHK Hozon Token
国・時代: 加賀国,石川県・江戸時代初期 寛永頃(1624~)
Country(Kuni)/Period(Jidai): Kaga(Ishikawa), Early Edo period about 1655~
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 64.4cm(二尺一寸二分半) |
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反り Curve(SORI) : | 0.6cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 2.86cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.66cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.35cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.55cm |
茎 Sword tang(Nakago) : | 切・筋違鑢目、目釘孔2個。 |
登録 Registration card : | 東京都 |
【解説】
賀州家忠。加賀国金沢住。姓は州崎という。初代家忠は加州陀羅尼派の名工で初め吉兵衛尉と称し後には将監と号しました。陀羅尼と銘すはこの一族の特徴有る大名です。刻銘は加州住吉兵衛尉家忠、加州住藤原家忠などと刻しました。斬れ味に定評があり、業物。刀工位列は新刀上作に位置します。明暦元年没。
本作刃長が二尺一寸二分半。身幅、重ね尋常に、反り浅く、中切っ先となる刀姿です。地鉄は板目が詰んで地沸を交える鍛え肌。刃文は匂口良く冴え、互の目と湾れを主として、尖り刃を交える焼刃です。刃中には処々に細かな金線、足、葉が入り働きます。帽子は掃きかけて先小丸に返ります。茎は錆落ち着き、風合い良く、「賀」の一字を残します。加州の代表刀工として同工と並び称される兼若は、箱がかった乱れ刃を得意としています。本刀もその雰囲気を感じる作風で、上々の出来を示す優刀です。銀一重はばき。保存刀剣鑑定書。