正宣は、江戸時代後期~明治初年にかけて活躍した土佐の刀工です。水心子正秀の弟子で師匠の復古刀論を実践され古作を狙った作品が多く現存します。本作の正宣は、刃長が二尺五寸四分半と長寸で、身幅が元先ガッシりとし重ねも十分な質実剛健極まる御刀です。
刀 正宣 保存刀剣鑑定書
Katana [Masanobu] [N.B.T.H.K Hozon Token]

品番: SKA-040121
価格(Price): 売約済/Sold Out
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
品番: SKA-040121
Stock No.: SKA-040121
鑑定書: 保存刀剣鑑定書
Paper(Certificate): NBTHK Hozon Token
国・時代: 土佐国,高知県・江戸時代末期 慶應頃(1865~)
Country(Kuni)/Period(Jidai): Tosa(Kochi), Late Edo period about 1865~
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 77.2cm(二尺五寸四分半) |
---|---|
反り Curve(SORI) : | 0.9cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 3.27cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.75cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.65cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.55cm |
茎 Sword tang(Nakago) : | 生ぶ、化粧鑢目、目釘孔2個。 |
登録 Registration card : | 大阪府 |
【解説】
正宣は、江戸時代後期~明治初年にかけて活躍した土佐の刀工です。現在の安芸市あたりで鍛刀しました。刻銘は、正宣、建依別安喜住正宣などと銘を切ります。周防正之の孫に当たり、水心子正秀の弟子で師匠の復古刀論を実践され古作を狙った作品が多く現存します。本作も志津あたりを写したもののようで、地肌は小板目肌がよく練れて詰み淡い映りが現れ、焼刃は小湾に互の目が交わる古調な作域で、帽子は湾込んで突き上げごころに小丸に返ります。正宣の作刀は古香なる作域が殆どであり、銘を消されて大磨上無銘の名刀に化かされた作も多く、故に在銘も現存作は極めて稀少となります。本作の正宣は、刃長が二尺五寸四分半と長寸で、身幅が元先ガッシりとし重ねも十分な質実剛健極まる土佐の郷土刀です。白鞘、金着せ一重はばき。保存刀剣鑑定書。
正宣は、江戸時代後期~明治初年にかけて活躍した土佐の刀工です。現在の安芸市あたりで鍛刀しました。刻銘は、正宣、建依別安喜住正宣などと銘を切ります。周防正之の孫に当たり、水心子正秀の弟子で師匠の復古刀論を実践され古作を狙った作品が多く現存します。本作も志津あたりを写したもののようで、地肌は小板目肌がよく練れて詰み淡い映りが現れ、焼刃は小湾に互の目が交わる古調な作域で、帽子は湾込んで突き上げごころに小丸に返ります。正宣の作刀は古香なる作域が殆どであり、銘を消されて大磨上無銘の名刀に化かされた作も多く、故に在銘も現存作は極めて稀少となります。本作の正宣は、刃長が二尺五寸四分半と長寸で、身幅が元先ガッシりとし重ねも十分な質実剛健極まる土佐の郷土刀です。白鞘、金着せ一重はばき。保存刀剣鑑定書。