刀 清心子長寿 貞寿 合作之 昭和五十六年辛酉歳仲秋 黒石目地塗鞘入 徳島県重要無形文化財保持者(居合向)
Katana [Seishinshi Nagatoshi Sadatoshi]
品番: SKA-070222
価格(Price): 売約済/Sold Out
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品番: SKA-070222
Stock No.: SKA-070222
鑑定書: 現代刀につき未鑑定
Paper(Certificate): None
国・時代: 徳島県・昭和五十六年
Country(Kuni)/Period(Jidai): Tokushima・Showa era 1981
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 72.2cm(二尺三寸八分) |
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反り Curve(SORI) : | 1.8cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 3.30cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.71cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.45cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.55cm |
拵全長 Length of Koshirae : | 約 105cm |
重量Weight including handle : | 1069g |
茎 Sword tang(Nakago) : | 化粧筋違鑢目、目釘孔1個。 |
登録 Registration card : | 千葉県 |
【解説】
清心子長寿刀匠は、本名小島為一。明治34年に徳島県小松島市に生まれました。叔父の玄武齋鍛刀所に入所し鍛刀を学びます。刃味の良さから大阪陸軍造幣廠受命刀工として、大東亜戦争時には陸軍将校用に利刀を鍛え、昭和49年には徳島県重要無形文化財保持者の認定を受けた昭和の名工です。戦争中陸軍の試し切りの大会で優勝し日本で一番良く斬れる刀を鍛錬する事で有名でした。清心子貞寿刀匠は、本名小島浩。長寿刀匠の子で、昭和4年生まれ。長寿刀匠の陸軍将校用の鍛刀で向鎚を務めました。月山一門の川野貞重刀匠に師事し「貞」の一字を拝受しました。長寿刀匠から号「清心子」を受け継いでいます。美術刀としての評価はもちろん、居合・試斬においても頑強かつ切れ味優れる昭和の大業物と評判があります。
本刀体配は、刃長が二尺三寸八分と頃合いで、元先の身幅・重ね尋常に、反りが適度にある刀姿の一振です。地鉄は、よく練られた板目肌で地沸が付く強靭な鍛えです。刃文は小沸出来で、匂口良く冴えた互の目に丁子を交えた焼刃です。刃中には、足長く入りよく働いて刃味を引き立てます。帽子は直で先小丸へ返ります。茎は丁寧な化粧筋違鑢に仕立てに力強い鏨使いで長寿・貞寿両刀工の合作銘を刻します。親子揃って斬れ味に定評がある良工の合作刀で、居合だけでなく鑑賞用の御刀としてもお奨めしたい一口です。