本作は昭和の刀剣界に大きな功績を残された肥前国正次の実用に耐えうる質実剛健な造り込みの御刀です。
刀 肥前国正次 昭和五十三年二月日 打刀拵入
Katana [Hizenkoku-Masatsugu]
品番: SKA-070420
価格(Price): 売約済/Sold Out
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
品番: SKA-070420
Stock No.: SKA-070420
鑑定書: 現代刀につき未鑑定。
Paper(Certificate): None
国・時代: 肥前国・昭和五十三年(1978)
Country(Kuni)/Period(Jidai): Hizen, Showa period 1978
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 72.3cm(二尺三寸八分) |
---|---|
反り Curve(SORI) : | 1.9cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 3.20cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.72cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.60cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.65cm |
拵全長Length of Koshirae : | 約104cm |
重量Weight including handle : | 1098g |
茎 Sword tang(Nakago) : | 生ぶ、切鑢目、目釘穴1個。 |
登録 Registration card : | 東京都 |
【解説】
肥前国正次は佐賀県唐津市八幡町に住した刀匠で、本名は田口喜一、明治37年7月28日生まれ。先祖代々鍛冶屋を生業にした家系に生まれ、昭和10年頃より父とともに水心子の伝法を研究しはじめ、栗原信秀に師事しました。昭和14、15年ころより日本刀展覧会に出品して、海軍大臣賞を受賞します。16年より陸軍受命刀匠となって昭和20年まで鍛刀を続けました。戦後も刀匠として活躍し、作刀技術発表会に名を連らね数々の受賞を果たしました。山城伝、近江大掾忠廣、水心子正秀、河内大掾藤原正広あたりを目標として作刀。昭和の刀剣界に大きな功績を残された御方です。
本作は正次晩年の作品で、軍刀の2尺ものとは異にして長さがある注文打ちされた御刀です。居合専用の軽い刀ではないので質実剛健であり、実用に耐えうる強度があります。地鉄は板目が流れて肌がよく現れます。刃紋は直が湾れる刃紋です。帽子はそのまま先掃きかけて小丸へ返ります。本作は昭和の刀剣界に大きな功績を残された肥前国正次の実用に耐えうる質実剛健な造り込みの御刀です。
肥前国正次は佐賀県唐津市八幡町に住した刀匠で、本名は田口喜一、明治37年7月28日生まれ。先祖代々鍛冶屋を生業にした家系に生まれ、昭和10年頃より父とともに水心子の伝法を研究しはじめ、栗原信秀に師事しました。昭和14、15年ころより日本刀展覧会に出品して、海軍大臣賞を受賞します。16年より陸軍受命刀匠となって昭和20年まで鍛刀を続けました。戦後も刀匠として活躍し、作刀技術発表会に名を連らね数々の受賞を果たしました。山城伝、近江大掾忠廣、水心子正秀、河内大掾藤原正広あたりを目標として作刀。昭和の刀剣界に大きな功績を残された御方です。
本作は正次晩年の作品で、軍刀の2尺ものとは異にして長さがある注文打ちされた御刀です。居合専用の軽い刀ではないので質実剛健であり、実用に耐えうる強度があります。地鉄は板目が流れて肌がよく現れます。刃紋は直が湾れる刃紋です。帽子はそのまま先掃きかけて小丸へ返ります。本作は昭和の刀剣界に大きな功績を残された肥前国正次の実用に耐えうる質実剛健な造り込みの御刀です。