美濃国関住兼高。渡邊兼永門人。若狭塗鞘に納まり、居合刀、ご鑑賞刀どちらにも申し分ない御刀であります。
刀 美濃国関住兼高作 昭和四十八年二月吉日 若狭塗鞘打刀拵入
Katana [Minokoku-Seki-ju Kanetaka]
品番: SKA-090122
価格(Price): 売約済/Sold Out
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品番: SKA-090122
Stock No.: SKA-090122
鑑定書: 現代刀のため未鑑定
Paper(Certificate): None
国・時代: 美濃国関,岐阜県・昭和四十八年
Country(Kuni)/Period(Jidai): Mino(Gifu)・Showa era 1973
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 70.8cm(二尺三寸三分六厘) |
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反り Curve(SORI) : | 1.6cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 3.38cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.76cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.70cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.55cm |
拵全長Length of Koshirae : | 約101cm |
重量Weight including handle : | 1186g |
茎 Sword tang(Nakago) : | 化粧筋違鑢目、目釘孔1個。 |
登録 Registration card : | 岐阜県 |
【解説】
美濃国関住兼高。本名は桑山隆。渡邊兼永門人。同工の師である渡邊兼永は、「聖代刀匠位列一覧」にて「最上大業 取締役格」に位置し、昭和期の大名工として知られます。昭和12年に兼永は関伝鍛法の保存と後進育成のため、「日本刀鍛錬塾」を設立します。本作兼高も兼永のもとで鍛法を学びました。美濃伝のほか、大和伝の写し物なども残っており、作域広く器用な実力派刀工です。
本刀の刃長は二尺三寸三分六厘。身幅広く、重ねは尋常。反り適度でバランスの良い御刀です。地鉄は板目に柾目心を交え、鍛えに沿って地景がかって地沸が付きます。良く練られた精美な鍛えです。刃文はゆったりとした互の目乱れを基調として腰開いた互の目、尖り刃を交えます。刃中には砂流しがかかり、盛んに働きます。帽子は直ぐで先掃き掛けて小丸へ返ります。茎仕立ても丁寧です。若狭塗鞘に納まって居合刀、ご鑑賞刀どちらにも申し分ない御刀であります。