豊前中津住長国の優刀、大分県中津市の名刀です。豊前中津は現在の大分県中津市にあたり、築城の名手といわれた黒田如水が築いた中津城がある城下町です。本作は九州は大分に御住まいのお客様には特にお奨めしたい御刀です。出来が良く健全、バランスも最高。
刀 豊前中津住長國 日本刀剣保存会鑑定書 新刀 業物
Katana [Buzen-nakatsu-jyu Nagakuni] [N.T.H.K] Nihon Token Hozon kai
品番: SKA-120120
価格(Price): 売約済/Sold Out
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品番: SKA-120120
Stock No.: SKA-120120
鑑定書: 日本刀剣保存会鑑定書
Paper(Certificate): [N.T.H.K] Nihon Token Hozon Kai
国・時代: 豊前国・江戸時代中期 寛文頃(1661~)
Country(Kuni)/Period(Jidai): Buzen(Oita),Edo period 1661~
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 68.2cm(二尺二寸四分) |
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反り Curve(SORI) : | 1.3cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 3.21cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.71cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.30cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.55cm |
茎 Sword tang(Nakago) : | 生ぶ、大筋違鑢目、目釘孔1個。 |
登録 Registration card : | 静岡県 |
【解説】
豊前中津住長国、於豊前長国、などと銘を切ります。作品は極めて稀で、藤代刀工辞典にも、まず第一にその旨が記されています。切れる刀として知られており業物に数えられています。豊前中津は現在の大分県中津市にあたり、築城の名手といわれた黒田如水が築いた中津城がある城下町です。本作は九州は大分に御住まいのお客様には特にお奨めしたい御刀であります。
体配から、元先の身幅シッカリとして反り加減手ごろ。刀身の表裏に掻き流しの棒樋が入ります。姿が誠に美しい御刀です。また、手に持った時の重量バランスはとてもよく、流石は切れる業物と名高い御刀です。使える刀とはこの作のような御刀なのだろうと納得できる手持ちの良さです。地鉄は誠に美しい鍛えで、緩みがなく詰んだ板目肌に地沸がついた強い鉄となります。刃文は尖り心ある互の目乱れで高低美しい刃文を描き、小沸が厚く付いて足長くよく入る冴えた刃です。帽子は直ぐとなって小丸へと返ります。茎は生ぶで銘が力強く刻され良い雰囲気になっております。地鉄、造りに欠点が無い豊前中津住長国の御刀です。本刀は、鑑賞刀としてはもちろんのこと。ベテラン剣士向けの居合刀として御利用いただきましても、必ずしや納得の一振りとなることでしょう。