本作の兼明は、大慶直胤と月山貞吉の両名工の高弟であった堀井胤明の嫡子です。堀井兼明を研究する上で貴重な資料となる御刀です。
短刀 兼明作 明治二己巳六月甲子 赤座孝清服部信綱終日側視作之 保存刀剣
Tanto [Kaneaki] [N.B.T.H.K Hozon Token]
品番: STA-060320
価格(Price): 売約済/Sold Out
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品番: STA-060320
Stock No.: STA-060320
鑑定書: 保存刀剣鑑定書
Paper(Certificate): NBTHK Hozon Token
国・時代: 富山・明治二年(1869)
Country(Kuni)/Period(Jidai): Gihu・Meiji 1869
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 27cm(九寸) |
---|---|
反り Curve(SORI) : | 無し |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 3.09cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.71cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.7cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.6cm |
茎 Sword tang(Nakago) : | 生ぶ、化粧鑢目、目釘孔1個。 |
登録 Registration card : | 石川県 |
【解説】
堀井兼明は富山の刀匠で、東京に於いても作刀しました。明治二年、から大正二年頃までの作品が残ります。刻銘は兼明作、於鎌倉兼明、兼明、於東京羽沢近江国兼明作、於東京羽沢近江介嫡子兼明精鍛、などです。大慶直胤と月山貞吉の両名工の高弟であった堀井胤明の子ということで、本作をみてその才能に納得させられます。本作体配は、刃長が九寸ほど、重ね厚く、身幅、元先どっぷりとした、いかにも頑丈そうな姿健全な短刀です。地鉄は板目肌よく練れて詰み地沸がつきます。刃紋は匂勝ちで小沸がつく、直刃と変わり丁子刃紋を交互に交えて乱れる箱刃にみえる焼き刃です。帽子は湾れて小丸へ返ります。茎は錆味調子が良くて長銘が刻されます。本作は兼明を研究する上で貴重な資料となる御刀です。
堀井兼明は富山の刀匠で、東京に於いても作刀しました。明治二年、から大正二年頃までの作品が残ります。刻銘は兼明作、於鎌倉兼明、兼明、於東京羽沢近江国兼明作、於東京羽沢近江介嫡子兼明精鍛、などです。大慶直胤と月山貞吉の両名工の高弟であった堀井胤明の子ということで、本作をみてその才能に納得させられます。本作体配は、刃長が九寸ほど、重ね厚く、身幅、元先どっぷりとした、いかにも頑丈そうな姿健全な短刀です。地鉄は板目肌よく練れて詰み地沸がつきます。刃紋は匂勝ちで小沸がつく、直刃と変わり丁子刃紋を交互に交えて乱れる箱刃にみえる焼き刃です。帽子は湾れて小丸へ返ります。茎は錆味調子が良くて長銘が刻されます。本作は兼明を研究する上で貴重な資料となる御刀です。