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仙台國包一門の典型的な作柄を顕著に示した、健全で出来素直な新々刀国包の短刀です。

短刀 国包 保存刀剣鑑定書

Tanto [Kunikane] [N.B.T.H.K Hozon Token]

短刀 国包 保存刀剣鑑定書
品番: STA-070220
価格(Price): 売約済/Sold Out
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
品番: STA-070220
Stock No.: STA-070220
鑑定書: 保存刀剣鑑定書
Paper(Certificate): NBTHK Hozon Token
国・時代: 陸奥国・江戸時代末 元治頃(1864~1865)
Country(Kuni)/Period(Jidai): Mutsu・Edo era 1864~1865
刃長 Blade length (Cutting edge)
:
28.6cm(九寸四分)
反り Curve(SORI)
:
無し
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba)
:
2.8cm
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane
:
0.7cm
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba)
:
1.6cm
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane
:
0.65cm
Sword tang(Nakago)
:
生ぶ、化粧筋違鑢目、目釘孔1個。
登録 Registration card
:
東京都
【解説】
奥州仙台住藤原國包の初代は大和保昌の末流で、慶長頃に伊達政宗に藩工として召抱えられ、古作保昌写の刀を鍛刀しました。柾目鍛の作刀では新刀随一と称えられ、新刀最上作に位列します。この作風は後代に引き継がれて十四代に渡り繁栄しました。本作は新々刀期の国包で、詰んだ肌に直刃を焼いた典型的な作柄を示した優刀です。
体配、刃長は九寸四分と立派な長さで、身幅、重ねはともに尋常。スラリと姿が良い健全な短刀です。地鉄は、小板目鍛の肌が詰んで刃寄り流れて柾目になり地沸が付きます。刃紋は得意の直刃刃紋で、刃中は極めて明るく冴えます。刃縁には砂流し金線がしきりに掛かり働きます。帽子は一見すると焼詰風ですが、極浅く小丸へ返る感があります。茎は生ぶで、化粧鑢目、刻銘、錆味と、どこを見ても文句無し。仙台國包一門の典型的な作柄を顕著に示した、健全で出来素直な新々刀国包の短刀です。