本刀は瑞龍子貞弘の秀作で、焼刃に多様な景色を現し興趣が尽きない一振です。拵は鮫鞘に銀一作金具の優品で見所に富んだ作品となります。
短刀 土佐住瑞龍子貞弘造之 平成三年十一月日 鮫鞘銀一作合口短刀拵入
Tanto [Tosa-ju Zuiryushi Sadahiro]
品番: STA-090122
価格(Price): 売約済/Sold Out
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品番: STA-090122
Stock No.: STA-090122
鑑定書: 現代刀のため未鑑定
Paper(Certificate): None
国・時代: 高知県・平成三年
Country(Kuni)/Period(Jidai): Kochi・Heisei era 1991
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 27.0cm(一尺二寸六分強) |
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反り Curve(SORI) : | 0.2cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 3.0cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.65cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.65cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.55cm |
茎 Sword tang(Nakago) : | 生ぶ、化粧筋違鑢目、目釘孔1。 |
拵全長 Length of Koshirae : | 約42cm |
登録 Registration card : | 高知県 |
【解説】
瑞龍子貞弘。本名は岩本富士雄。高知県在住で、島根県の名工 無鑑査刀匠である川島忠善に鍛刀を学びました。陸軍受命刀工の山村善貞、人間国宝高橋貞次の門人でもあります。作風は荒々しく沸づいた刃文を得意とし、同工の左行秀写しは特に著名で現代随一と称されます。
本作は、一尺二寸六分強の平造りの短刀です。地鉄は板目が流れ心で地沸が付き、柾風を交えます。刃文は匂口深く良く冴えた焼刃で、直調子がゆらりと湾れて、処々飛び焼くなどして、二重刃かかります。刃中には金線が長く入り盛んに働きます。帽子は焼刃の勢いのまま焼詰となります。本刀は瑞龍子貞弘の秀作で、焼刃に多様な景色を現し興趣が尽きない一振です。拵は鮫鞘に銀一作金具の優品で見所に富んだ作品となります。銀無垢一重はばき、鮫鞘銀一作合口拵。