濃州住房太郎。日本刀への探求心・知識欲が非常に強く、大変真面目で、技量の高い同工の入念作としてご紹介致します。
脇差 濃州住房太郎作 平成十八年三月日
Wakizashi [Nousyu-ju Fusataro]
品番: SWA-010123
価格(Price): 売約済/Sold Out
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品番: SWA-010123
Stock No.: SWA-010123
鑑定書: 現代刀のため未鑑定
Paper(Certificate): None
国・時代: 岐阜県羽鳥市・平成十八年
Country(Kuni)/Period(Jidai): Gifu・Heisei era 2006
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 49.3cm(一尺九寸三分三厘) |
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反り Curve(SORI) : | 0.8cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 2.69cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.66cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.05cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.45cm |
茎 Sword tang(Nakago) : | 生ぶ、筋違鑢目、目釘穴1個。 |
登録 Registration card : | 岐阜県 |
【解説】
濃州住房太郎刀匠は、岐阜県羽鳥市在住の刀鍛冶です。本名は浅野房太郎。人間国宝 月山貞一の弟子である二十五代藤原兼房刀匠の元で修業します。平成16年(2004年)に岐阜県関市で創業後、平成18年(2006年)に同県羽鳥市に鍛錬場を移転。平成24年(2012年)にフランスで行われた「日本刀公開鍛錬」を皮切りとして以後、国内外から招聘されています。世界各地の鍛冶職人、学芸員、研究家へ日本の鍛錬技法の指導や鋼の研究の協力などを精力的に行い、国際交流も盛んにこなすなど大変勢いのある現代刀匠です。
本作体配は、刃長が一尺九寸三分三厘。身幅・重ね共に尋常で、反り浅く、中切っ先となる刀姿です。鍛え肌は総体良く練れた板目肌が流れ心で、肌よく表れて、所々に地沸がつく精強な鍛えです。刃文は互の目を主体に、尖り刃、角ばった互の目を交えて変化のある乱れをみせます。匂口には処々荒沸がつき力強く、明るく冴えます。刃中には足・葉が入り、また処々に湯走りかかり、働き盛んです。帽子は直ぐで先掃きかけて返ります。日本刀への探求心・知識欲が非常に強く、大変真面目で、技量の高い同工の入念作としてご紹介致します。