表に武運長久,裏には子孫繫昌を刻した願いのこもった一振です。江戸時代中期に作られた拵に納められています。
脇差 越前国住兼則 正保元年甲申八月吉日 拵入 保存刀剣鑑定書
Wakizashi [Echizenkoku-ju Kanenori][N.B.T.H.K]Hozon Token
品番: SWA-040122
価格(Price): 売約済/Sold Out
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品番: SWA-040122
Stock No.: SWA-040122
鑑定書: 保存刀剣鑑定書
Paper(Certificate): NBTHK Hozon Token
国・時代: 越前国,福井県・江戸時代初期 正保元年(1644)
Country(Kuni)/Period(Jidai): Echizen(Fukui), Early Edo period 1644
刃長Blade length(Cutting edge) : | 54.2cm(一尺七寸九分) |
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反りCurve(SORI) : | 1.6cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 3.30cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.70cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.80cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.55cm |
茎 Sword tang(Nakago) : | 生ぶ、筋違鑢目、目釘孔1。 |
拵全長Length of Koshirae : | 約81cm |
登録 Registration card : | 大阪府 |
【解説】
兼則の名跡の初代は 志津三郎兼氏の子である兼友の子が初代の兼則(應永)であり、子孫は三阿弥派を興す名工です。越前兼則は美濃から室町時代末期~新刀初期にかけて越前一乗に移住されたと伝えられています。本作の兼則は年紀から、正保に活躍した兼則です。良業物としてもその名を轟かせる名工です。
本刀体配は、刃長が一尺七寸九分、身幅重ね尋常、鎬筋凛とし、適度に反って上品な姿を呈した美しい御刀です。鍛えは、小板目肌がよくつみ杢目肌風になり明るく冴えた地金です。刃文は、沸が良く付いた直で焼き出して互の目乱れとなる刃文を焼き、刃中には砂流し、金線が働きます。帽子はそのまま上品に小丸へ返ります。茎は生ぶで、表に武運長久を裏には子孫繫昌を刻した願いのこもった一振です。江戸時代中期に作られた拵に納められています。内外揃って楽しめる脇差だと思います。変わり塗鞘脇差拵入。赤銅一重はばき。保存刀剣鑑定書。