新刀鍛冶の祖である堀川国広門下の高弟の一人、出羽大掾国路の刃中の働きが華やかな、拵付き脇差です。
脇差 出羽大掾藤原國路 附 黒塗鞘脇差拵 甲種特別貴重刀剣 内外鑑定書有
Wakizashi [Dewa-Daijyo-Fujiwara-Kunimichi] [N.B.T.H.K] Koshu Tokubetsu Kicho Token & Tokubetsu Kicho Kodogu
品番: SWA-060520
価格(Price): 売約済/Sold Out
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品番: SWA-060520
Stock No.: SWA-060520
鑑定書: 甲種特別貴重刀剣認定書・特別貴重小道具鑑定書
Paper(Certificate): NBTHK Koshu Tokubetsu Kicho Token / Kosirae:Tokubetsu Kicho Kodogu
国・時代: 山城国・寛永頃(1624~)
Country(Kuni)/Period(Jidai): Yamashiro(Kyoto), Edo period 1624~
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 43.3cm(一尺四寸二分) |
---|---|
反り Curve(SORI) : | 1.1cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 3.00cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.64cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.75cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.55cm |
拵全長Length of Koshirae : | 約71cm |
茎 Sword tang(Nakago) : | 生ぶ、勝手下がり鑢目。目釘孔1個。 |
登録 Registration card : | 和歌山県 |
【解説】
出羽大掾国路は新刀鍛冶の祖堀川国広門下の高弟の一人で、国広没後の慶長十八年三月以降、慶長十九年から元和元年の間に「出羽大掾」を受領した云われています。国路の作にはのたれ込んで先の尖ったいわゆる三品風の帽子が多いことや、初期作に「国道」と“道”の字を使うこと、晩年には「来」を冠しているものなどがあることから三品家と何らかの関係があったと推測せられます。国広門下中随一の器用人で、各伝を上手にこなしており、とりわけ相州伝が最も得意で志津写し、左文字写しなどに傑作が残っています。
本刀は、刃長が一尺四寸二分ほど、未幅、重ね尋常で、姿が奇麗な脇差です。地鉄は板目が流れ地沸付く鍛肌です。焼き出しは直刃で上に向かって互の目乱れ刃紋となります。帽子はそのまま乱れて小丸へ返ります。刃中の働きは激しく、足、葉入り、砂流しかかり金線が相まって働き、華やかで覇気があります。本品は堀川国広門下で第一の高弟、出羽大掾国路の刃中の働きが華やかな、拵付き脇差です。銀無垢二重はばき、白鞘、脇差拵、鑑定書付。
出羽大掾国路は新刀鍛冶の祖堀川国広門下の高弟の一人で、国広没後の慶長十八年三月以降、慶長十九年から元和元年の間に「出羽大掾」を受領した云われています。国路の作にはのたれ込んで先の尖ったいわゆる三品風の帽子が多いことや、初期作に「国道」と“道”の字を使うこと、晩年には「来」を冠しているものなどがあることから三品家と何らかの関係があったと推測せられます。国広門下中随一の器用人で、各伝を上手にこなしており、とりわけ相州伝が最も得意で志津写し、左文字写しなどに傑作が残っています。
本刀は、刃長が一尺四寸二分ほど、未幅、重ね尋常で、姿が奇麗な脇差です。地鉄は板目が流れ地沸付く鍛肌です。焼き出しは直刃で上に向かって互の目乱れ刃紋となります。帽子はそのまま乱れて小丸へ返ります。刃中の働きは激しく、足、葉入り、砂流しかかり金線が相まって働き、華やかで覇気があります。本品は堀川国広門下で第一の高弟、出羽大掾国路の刃中の働きが華やかな、拵付き脇差です。銀無垢二重はばき、白鞘、脇差拵、鑑定書付。