山城の左衛門尉信国の古雅な雰囲気漂う美しい脇差です。
脇差 (額銘)信国 日本刀剣保存会鑑定書
Wakizashi [Nobukuni(Gaku-mei)][N.T.H.K Nihon Token Hozon Kai]
品番: SWA-080121
価格(Price): 売約済/Sold Out
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品番: SWA-080121
Stock No.: SWA-080121
鑑定書: 日本刀剣保存会鑑定書・特別貴重刀剣認定書
Paper(Certificate): NTHK Nihon Token Hozon Kai / NBTHK Koshu Tokubetsu Kicho Token
国・時代: 山城国,京都府・室町時代初期 応永頃(1394~)
Country(Kuni)/Period(Jidai): Yamashiro(Kyoto),Early Muromachi period about 1394~
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 45.4cm(一尺五寸) |
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反り Curve(SORI) : | 0.9cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 2.95cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.61cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.65cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.60cm |
茎 Sword tang(Nakago) : | 勝手下がり鑢目、目釘孔2個。 |
登録 Registration card : | 福岡県 |
【解説】
信国は京鍛治の名門で、南北朝時代から室町期にかけて栄えました。初代信国は了戒系の刀工で、相州貞宗の門に学ぶと伝え、延文・康安・貞治の年紀作があります。その後も南北朝時代末期に代替わりの信国がおり、さらに室町時代初期には左衛門尉信国及び式部丞信国のいわゆる応永信国が存在します。信国各代の作風は、京物の伝統を示した直刃と貞宗風を受け継いだのたれ刃の二様が主ですが、南北朝時代末期の代替わりの信国から応永信国にかけては、上記の他に互の目主調の乱れ刃の作域を新たに見ることが出来ます。本脇指は、身幅が広く鎬高く重ね薄く。地鉄は板目肌に地沸つき、刃文はゆったりとした互の目乱れに尖り刃を交えます。刃中には砂流しがしきりにかかり盛んに働きます。帽子は、そのまま乱れ込み丸く返ります。茎は磨り上げの額銘で掟の通りに仕立てられています。山城の左衛門尉信国と鑑定された、古雅な雰囲気漂う美しい脇差です。金銀着せ二重はばき、白鞘、特別貴重刀剣認定書、日本刀剣保存会鑑定書。