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トップページ » S-Line » 脇差 兼定 拵入(SWA-090320)

本刀は天正頃の兼定の脇差で、地金、刃紋、茎と、落ち着いて鑑賞してみると、時代の雅趣が豊かに現れており、見どころが多く長く楽しめる御刀です。立派な青貝微塵変塗脇差拵に収まりスッキリとよくまとまったお奨めの逸品です。

脇差 兼定 (天正頃) 青貝微塵変塗脇差拵入 日本刀剣保存会鑑定書

Wakizashi [Kanesada] [N.T.H.K] Nihon Token Hozonkai Kantei

脇差  兼定 (天正頃) 青貝微塵変塗脇差拵入 日本刀剣保存会鑑定書
品番: SWA-090320
価格(Price): 売約済/Sold Out
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
品番: SWA-090320
Stock No.: SWA-090320
鑑定書: 日本刀剣保存会鑑定書
Paper(Certificate): [N.T.H.K] Nihon Token Hozon Kai
国・時代: 美濃国濃州関・天正頃(1573~)
Country(Kuni)/Period(Jidai): Mino, Azuchimomoyama era about 1573~
刃長 Blade length (Cutting edge)
:
46.8cm(一尺五寸五分)
反り Curve(SORI)
:
1.1cm
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba)
:
2.82cm
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane
:
0.65cm
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba)
:
2.36cm
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane
:
0.52cm
Sword tang(Nakago)
:
生ぶ、檜垣鑢目。目釘孔1個。
登録 Registration card
:
群馬県
【解説】
本刀は天正頃の兼定の脇差です。美濃鍛冶にあっては延文、貞治の頃に志津三郎兼氏が大和伝に相州伝を加味した新しい伝法である美濃伝を生み出し盛んに鍛刀されました。その後応永期から応仁時代頃までの刀工は名を残すものが少なく振るいませんでした。文明頃からは兼定、兼吉、兼延らが起こり再び隆盛をみることとなり、元亀、天正頃になると非常な勢いをもって美濃刀工は大発達しました。
本作体配は、刃長が、一尺五寸五分ほどで見幅広く、重ねは尋常。表に腰樋、裏に護摩箸を彫り上げ、共に区上で丸止めます。地鉄は板目肌鍛で淡く映りが立ちます。刃紋は先が尖る互の目乱れで、匂口が冴え、刃中の砂流しに金線風が交り、互の目の山に雲がたなびく様で山水画のごとく見えます。帽子は直ぐ調子になり、先掃きかけるように小丸へ返ります。茎は生ぶで保存状態が良く、桧垣鑢に大ぶりな二字銘で確りと刻銘が入ります。落ち着いて鑑賞してみると、時代の雅趣が豊かに現れており、見どころが多く長く、立派な青貝微塵変塗脇差拵に収まりスッキリとまとまります。長く楽しめる御刀です。