2019年10月3日
日本刀の形態研究(五)-六
第三章 図解による刃文の時代的変換-六
○逆丁子(四郎右衛門兼若)小沸つき、逆になりたる丁子、激しい感じをあたえる。帽子少し乱れ返りがない。四郎右衛門兼若の見所は小沸つきの逆丁子たる事にある。……
2019年9月30日
日本刀の形態研究(五)-五
第三章 図解による刃文の時代的変換-五
○乱刃(大興五國重)沸荒く乱れ砂流し喰違い交じり、沸崩れもあり、帽子小丸沸深く返り深い。棟焼付く。この國重一門にこの作風がある。呰部為家などにもある。……
2019年9月26日
日本刀の形態研究(五)-四
第三章 図解による刃文の時代的変換-四
○互の目乱(和泉守兼定)匂出来締り、刃が尖り激しい。帽子乱れ込み、普通に返る。兼定に多く見受ける刃文で、帽子の返り深いものもある。……
2019年9月23日
日本刀の形態研究(五)-三
第三章 図解による刃文の時代的変換-三
○皆焼(長谷部國重)沸つき皆焼、砂流交じり、飛焼き盛に、地沸も付く。相州廣光、秋廣にもある。長義及その一族の兼長にもこの作風を幾分加味したものがある。……
2019年9月19日
日本刀の形態研究(五)-二
第三章 図解による刃文の時代的変換-二
○直逆足(来國俊)小沸出来、直に逆足交わる。地の内に沸強く付き二重刃の如き所あり、帽子直たるむ。来國光、来國次、粟田口國吉、長船景光、同近景、同元重、青江吉次、同直次、三原正家、同正廣にある。……