第一回「新春浅草刀剣まつり」開催される
第一回「新春浅草刀剣まつり」開催される
一月十三日(日)と十四日(成人の日)の二日間、東京・浅草の都立産業文化センター台東館において、第一回「新春浅草刀剣まつり」が開催されました。
当組合員の清水敏行氏(大宮清水商会)が実行委員会を立ち上げて実現された新しいイベントです。清水氏は、「特に現代の若い世代の人たちに、日本刀の文化を紹介できる機会をつくり、一般の方々にも刀の世界を知っていただき、刀剣商業の発展につなげていきたいという思いが、本催事の真意です」と述べています。
ちょうど一年前の正月から組合員に呼びかけて、賛同者を募りました。私も趣旨に共感し、参加させていただきました。組合からは十数店舗が参加し、思い思いのスタイルでお客様とのコミュニケーションの場を設けていました。
会期中、全刀商組合員の籏谷三男氏(刀剣はたや)が主宰する戸山流居合道誠斬会による抜刀演武も披露されました。二日間、計四回の演武には用意された席では間に合わないほど大勢の見学客が集まり、籏谷氏自ら演じる試斬に見入っていました。
ほかに東京浅草剣武会による演舞も行われ、女性が扮する剣士のりりしい姿に会場からは熱い声援も送られていました。
第一回とはいえ、たくさんのお客様が来場され、正月らしい賑やかな展示即売会でした。清水さんはじめ、骨を折られた皆さま方、ご苦労さまでした。 (生野 正)
《※本記事は、弊社代表が執筆し、組合誌「刀剣界 第46号」(2019年3月15日発行)に掲載された内容を再構成したものです。》