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六百名の武者らが繰り広げる時代絵巻「会津まつり」

六百名の武者らが繰り広げる時代絵巻「会津まつり」

 去る九月二十三日、福島県会津若松市で開催された「会津まつりー先人感謝祭・会津藩公行列」に、編集委員会の取材で行ってきました。
 このお祭りは、今年の大河ドラマの舞台になった鶴ヶ城を主会場に長らく行われている先人感謝祭・会津藩公行列です。戊辰の役で亡くなった会津藩士や戦火に巻き込まれた方たちの慰霊と鎮魂のための式典を行った後、幕末を中心とした武者姿に扮した総勢約六百名の「会津藩公行列」が市内を練り歩きます。
 各所では奴隊による毛槍の所作も披露され、沿道を埋め尽くす観客の声援の中、祭りはそのクライマックスを迎えました。
 藩公行列に参加している方たちは模造刀を腰に差し、勝どきを上げるなど完全に役になりきり、辺りは幕末にタイムスリップしたかのような雰囲気に包まれていました。
 このイベントに参加している方たちの中には、新撰組など幕末・維新のころの歴史好きが多く、われわれ刀剣業界において潜在的な可能性を持った方が多いと感じました。
 今回、当組合には会津市観光協会のご厚意で催事情報のスペースを頂戴し、大刀剣市の告知をし『刀剣界』を配布させていただきました。
 こういった時代祭りが全国至る所で開催されているようです。全刀商としてこれらの催事を普及啓蒙活動の機会ととらえることも重要な課題であると感じさせられたお祭りでした。
 新撰組などの幕末関連の行事として、毎年五月上旬に東京都日野市で開催される「ひの新撰組まつり」もよく知られ、観光客の多いお祭りです。           (生野 正)

鶴ヶ城を背景に執り行われた先人感謝祭会場に会津鶴ヶ城太鼓が鳴り響く

《※本記事は、弊社代表が執筆し、組合誌「刀剣界 第14号」(2013年11月15日発行)に掲載された内容を再構成したものです。》

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