本作、備前国住長船勝光の健全な一刀です。入念に鍛錬された綺麗な小板目肌に、見所に富んだ刃文が相まって格調高い、同工の秀麗な一口です。
刀 備前国住長船勝光作 永正十一年八月吉日 附 変塗鞘打刀拵 特別保存刀剣鑑定書 末古刀最上作 良業物
Katana [Bizenkoku-ju-Osafune Katsumitsu][N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
品番:KA-010523
価格 (price)3,500,000円(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):備前国,岡山県(Bizen)・室町時代後期 永正十一年 (Late Muromachi period 1514)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 61.9cm(二尺〇四分強) 反り:Curve(SORI): 1.8cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.91cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.69cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.30cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.45cm 拵全長:Length of Koshirae: 約 88.5cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、切鑢目、目釘孔1個。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切先。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 直刃。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐで先小丸へ返る。 登録:Registration Card: 東京都
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【解説】 本作の勝光は、永正年紀と銘ぶりからして、備前国住次郎左衛門尉勝光の作と鑑せられます。初銘は二郎左衛門勝光。次郎左衛門尉勝光は清光・忠光らと並び「末備前」と呼称される室町末期の備前鍛冶を代表する名工です。備前国住長船五郎左衛門尉清光と備前国住次郎左衛門尉勝光は備前鍛冶の双璧と称されています。次郎左衛門尉勝光は右京亮勝光の子であろうと云われ、修理亮勝光、次郎兵衛治光兄弟の父にあたる刀工です。初期銘、二郎左衛門の頃は宗光との合作が多いです。作域は末備前一般に共通する腰開きの互の目を主調とした刃文を焼きますが、本作の如き直刃も上手です。備前国住長船勝光、備前国住長船次郎左衛門尉勝光、備前国住長船二郎左衛門尉勝光などと銘を切ります。 本刀体配は、刃長が二尺〇四分強。身幅重ね共に尋常で、反り適度に利き、ふくらやや枯れ心の中切っ先が延びた鋭利で優雅な刀姿を呈します。地鉄は良く練れた小板目肌で、処々流れ心が表れて、杢目を交え、淡く映りが立ちます。総体鑑賞に差し障る傷はなく、澄んで清らかな肌合いを示します。刃文は匂出来の直刃が主体で、僅かに小互の目を交え、匂口締まり心に明るく冴えます。刃中全体を通して働きが盛んで、足、葉入り、細かな金線、金筋が長くかかって誠に華やかです。帽子は直ぐで先尖り心に返ります。拵は変わり塗鞘に雲龍金具が合わさった優品が附いております。本作、備前国住長船勝光の健全な一刀です。入念に鍛錬された綺麗な小板目肌に、見所に富んだ刃文が相まって格調高い、同工の秀麗な一口です。白鞘、金着二重はばき、打刀拵、特別保存刀剣鑑定書。
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