本作、宮入一門の名工 繁平の入念作で、欠点なく鍛えられた誠に綺麗な地鉄は、師匠の技術を確りと継承された技量の高さを示しています。
短刀 繁平作 昭和五十三年春吉日
Tanto [Shigehira]
品番: STA-120122
価格(Price): 売約済/Sold Out
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品番: STA-120122
Stock No.: STA-120122
鑑定書: 現代刀のため未鑑定
Paper(Certificate): None
国・時代: 新潟県・昭和五十三年
Country(Kuni)/Period(Jidai): Nigata・Showa era 1978
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 30cm(九寸九分) |
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反り Curve(SORI) : | 無し |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 2.95cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.85cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.65cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.7cm |
茎 Sword tang(Nakago) : | 生ぶ、勝手下鑢目、目釘孔1個。 |
体配 Shape(Taihai) : | 平造、三ツ棟。 |
登録 Registration card : | 新潟県 |
【解説】
渡辺繁平。昭和十七年生まれ。本名を渡辺繁美。新潟県南魚沼郡六日町にて鍛刀します。故 人間国宝 宮入行平(昭平)刀匠(KA-110421)の弟子として知られ、昭和四十年に入門。作刀承認を得て以降、昭和四十六年の第七回新作名刀展に初出品して、見事初入選します。その後、優秀賞、奨励賞、努力賞四回受賞。入選はなんと十二回を数えます。大変腕前の高い刀匠です。
体配は、刃長九寸九分。身幅広く、重ね厚く、表裏に棒樋に添樋の彫刻を施した鋭く整った刀姿です。よく練れた地鉄は小板目肌で、細かな地景を交えて、破綻がなく誠に美麗な鍛えとなります。刃文は直刃で、小沸付き良く冴えます。
宮入一門の名工 繁平の入念作で、欠点なく鍛えられた誠に綺麗な地鉄は、師匠の技術を確りと継承された技量の高さを示しています。