本作は二代伊賀守金道が「伊賀守」を受領した当日に鍛刀された一作で、勢いのついた烈しい乱れ刃文は特に見応えがあり、資料的にも誠に貴重な入念作であります。
短刀 (菊紋)伊賀守金道(二代)寛永十四年九月十六日 特別保存刀剣鑑定書 薫山鑑刀日々抄所載品 薫山鞘書
Tanto [Iga-no-kami Kinmichi(2nd generation)(Wazamono)][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:TA-030225
価格 (price)850,000円(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):山城国,京都府(Yamashiro)・江戸時代初期 寛永十四年(Early Edo period 1637)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 28.8cm(九寸五分) 反り:Curve(SORI): 0.4cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.94cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.60cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.50cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.50cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、筋違鑢目、目釘穴1個
体配:Shape(Taihai): 平造、庵棟。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 湾れ調子大乱れ。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 突き上げて、差表は火焔ごころに、差裏は掃きかけて長く返る。 登録:Registration Card: 山口県 昭和二十八年
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【解説】 室町末期、濃州関兼道(大道)の子 長男 初代伊賀守金道は、兄弟(次男 来金道、三男 丹波守吉道、四男 越中守正俊)と共に山城国に移住します。他説を有しますが、父兼道をはじめ、四兄弟は京五鍛冶とも称されます。彼らは江戸期において一大派閥である三品一門の源流とされています。なかでも初代伊賀守金道は、一派の筆頭として天皇家や幕府への功績、鍛刀の技を認められ、「日本鍛冶惣匠」の名を切る事を許され、以後同家は全国の刀鍛冶の受領銘の事を司っています。二代以降は、伊賀守の受領銘とともに「日本鍛冶惣匠」と茎に切り始めます。本作二代伊賀守金道は、初代金道の子で、本名を三品勘兵衛と云います。互の目乱れ、直に互の目交じりの刃などを焼きます。 本刀は平造の短刀で、刃長は九寸五分強、身幅元先広く、重ね確りとし、先反りが僅かに利いた立派な姿の一口です。地鉄は小板目肌でよく肌が現れ、地沸付き、細かに地景が入る強靭な鍛となります。刃文は湾れ調子の大乱れで、物打ち辺りで一層焼きを高め、匂口深く沸よく付いて明るく冴えます。刃中には砂流しなどが掛かって処々簾刃風となります。帽子は突き上げて、差表は火焔ごころに、差裏は掃きかけて長く返ります。茎は丁寧な筋違鑢で整えて、刀工銘と年紀を刻します。本作は二代伊賀守金道が「伊賀守」を受領した当日に鍛刀された一作で、勢いのついた烈しい乱れ刃文は特に見応えがあり、資料的にも誠に貴重な入念作であります。白鞘、金着二重鎺、特別保存刀剣鑑定書。
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