本品は同工の父 兼房の作域を踏襲した作柄も処々感じられる総体華やかな乱れ刃の短刀で、拵とあわせて内外魅力あふれる一刀としてご紹介致します。
短刀 若狭守氏房 附 朱漆塗鞘合口拵 業物 保存刀剣鑑定書 業物
Tanto [Wakasa-no-kami Ujifusa] Wazamono [N.B.T.H.K] Hozon Token
品番:TA-090123
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Peper(Certificate): 保存刀剣鑑定書、小柄 銘 秋山富寿(花押) 浅妻舟図:保存刀装具鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai) : 美濃-三河国,岐阜県-愛知県(Gifu-Mikawa)・室町時代後期 元亀頃(Late Muromachi period about 1570~)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 28.0cm(九寸二分強) 反り:Curve(SORI): 0.2cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.58cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.51cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.20cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.45cm 拵全長:Length of Koshirae : 約 45cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、勝手下鑢目、目釘孔1個。 体配:Shape(Taihai): 平造、庵棟。 彫物:Engraving: 表に二筋の腰樋、裏に腰樋の彫刻。 地鉄:Jigane(Hada): 板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 互の目に尖り刃、兼房風の刃交じる。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 乱れて先掃きかけ風となり小丸へ返る。 登録:Registration Card: 岡山県
小柄 銘 秋山富寿(花押) 浅妻舟図小柄 朧銀磨地 毛彫 縦:Length: 9.7cm 横:Width: 1.5cm 厚:Thickness: 0.4cm
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【解説】 室町時代に織田家の抱工として活躍した若狭守氏房の作品。美濃国善斉兼房の三男として、天文三年(1534)に岐阜に生まれ、初銘を兼房とします。その後名を清左衛門と改め、永禄十三年(1570)に左衛門少尉、元亀元年に若狭守を受領し織田信長に抱えられます。安土城にて作刀していましたが、信長の死後、岐阜に帰郷し、晩年は尾張清洲に移って天正十八年(1590)に同地で没しました。若狭守を受領するまでは、氏房の二字銘で銘切りしています。 本刀体配は、刃長が九寸二分強、身幅尋常に、重ねやや厚めとなる綺麗な平造の一振で、差表に二筋樋、差裏に腰樋の彫刻を施します。良く鍛錬された地鉄は板目肌で、杢目を交えて地沸付き、渦を巻く様に、肌がよく現れます。刃文は匂勝ちな互の目を基調に、尖り刃、兼房風の刃を交えて派手やかで、小沸が付いて明るく冴えます。刃中には、足、葉が入り、また頻りに砂流しがかかって盛んに働きます。帽子はそのまま乱れて先掃きかけ風となって小丸へ返ります。外装は、朱塗鞘に、四分一金具を配した野趣溢れる拵が附いております。本品は同工の父 兼房の作域を踏襲した作柄も処々感じられる総体華やかな乱れ刃の短刀で、拵とあわせて内外魅力あふれる一刀としてご紹介致します。白鞘、金着二重はばき、朱漆塗鞘合口拵、保存刀剣鑑定書、保存刀装具鑑定書(小柄)。
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