細川正義門人で、津山藩士の多田正利の一刀。勢いのついた丁子刃が誠に見事な優品である。
寸延短刀 作陽士多田正利 文久三年三月日 特別保存刀剣鑑定書
Sunnobi Tanto [Tada Masatoshi] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:TA-100324
価格 (price)850,000円(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 美作国,岡山県(Mimasaka) 江戸時代後期 文久三年(Late Edo period 1863)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 32.7cm(一尺八分強) 反り:Curve(SORI): 0.3cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.97cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.69cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.40cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.60cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、化粧筋違鑢目、目釘孔1個。
体配:Shape(Taihai): 平造、庵棟 彫物:Engraving: 表裏に棒樋の彫刻を施す。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 丁子刃。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 乱れて先尖り心に返る。 登録:Registration Card: 奈良県
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【解説】 多田正利。本名を多田四郎左衛門と云う。同じ津山藩士の細川正義一門であり、作風も師伝の重花丁子を得意とするなど特徴を示す。 本作、寸延短刀造の一口。刃長が一尺八分強、反り僅かで、身幅、重ねは尋常。鍛は小板目肌で、精良な肌合いである。小沸出来の焼刃は、匂口柔らかに明るく冴え、重花風となる丁子刃が誠に華やかに焼かれる。刃中には、金筋、足などが盛んに入り働く。帽子はそのまま乱れて先尖り心に返る。茎仕立ても丁寧で、刀工銘と年紀が確りと刻される。細川正義門人で、津山藩士の多田正利の一刀。勢いのついた丁子刃が誠に見事な優品である。白鞘。金着一重はばき。特別保存刀剣鑑定書。
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