脇差 藤原国重作(出羽・元治頃) 特別保存刀剣
Wakizashi [Fujiwara-Kunishige] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:WA-060320 |
鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):出羽国、山形県(Dewa)・江戸時代後期、元治頃(Edo era about 1864~) |
刃長:Blade length(Cutting edge): 33.7cm(一尺一寸一分半)反り:Curve(SORI): 0.6cm |
【解説】藤原国重作とある本刀は、羽州矢島臣藤原国重のことで、羽州矢島藩の侍鍛冶であった。矢島藩は、江戸時代初期及び明治時代初期の藩に一つで、出羽国由利郡矢島(現在の秋田県由利本庄市矢島町)の矢島陣屋に政庁をおいた。羽州矢島臣藤原国重は御写真をご覧の通りで腕前が高い刀匠であることがわかる。矢島藩の藩主であった生駒氏が家中不取締りを理由に領地を没収されるなどした時期があり。戊辰戦争後に生駒氏は約200年ぶりに諸侯に列し矢島藩を立藩するまでは厳しい状況下であったため、羽州矢島臣藤原国重の作品は極めて少なく、遺作が銘品ぞろいなことから誠に残念としか例えられない。本品も少ない遺作の中の名品といえる御刀である。 |
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