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愛刀家なら一度は手にしたい直胤ナニハ打の名脇差です。

脇差 (刻印ナニハ)大慶直胤 (花押) 天保八年仲秋 特別保存刀剣鑑定書

Wakizashi [Taikei Naotane] (Saijyousaku) NBTHK Tokubetu Hozon Touken


脇差 (刻印ナニハ)大慶直胤 (花押)  天保八年仲秋  特別保存刀剣鑑定書

品番:WA-090117
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)

鑑定書:Paper(Certificate): 日本美術刀剣保存協会  特別保存刀剣

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):武蔵国(Musashi、ナニハ打)天保八年(Edo era 1837年)

刃長:Blade length(Cutting edge): 51.8cm(一尺五寸弱) 反り:Curve(SORI): 反り:0.9cm
元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.92cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.7cm
先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.5cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.57cm
茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、化粧筋違い鑢目、目釘穴一。

体配:Shape(Taihai): 鵜の首造、
地鉄:Jigane(Hada): 板目肌。
Temper patterns(Hamon): 互の目乱れ刃。
帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 乱れて先小丸に返る。
登録:Others: 千葉 昭和26年2月(大名登録)

【解説】大慶直胤は本名を荘司蓑兵衛、安永七年、羽前山形に生まれました。水心子正秀の門に入り、初期は涛乱乱れに始まり、丁字乱れの備前伝、柾目肌の大和伝、尖り刃を交えた美濃伝、大乱れの相州伝、中直刃の山城伝を焼き、器用な直胤は五箇伝の伝法全てに通じ、特に備前伝、相州伝に於いて傑出した作を多く遺し、その技量は新々刀期の刀工中随一と言われています。後に秋元家お抱えとなり、文政四年には筑前大掾を受領し、嘉永元年には美濃介を受領しました。彼は各地を巡って鍛刀しており、作刀に鍛刀地の地名を刻印するものが多く、判明しているものだけで十六ヶ所を数えています。この脇差は、ナニハ刻印が示すように大坂に於いて作刀したものです。
本刀は鵜の首造の脇差で、尋常な身幅と重ねを保ち姿美しく健全な体配を有しています。地鉄は板目が練れて地沸付いて地景が現れます。刃文は匂い口明るく冴え小沸付く互の目が大きく乱れる刃で、更に飛び焼きを交えるという覇気がある刃です。刃中には、足、葉入り、長い金線が地に絡むように走り働きも誠に見事であります。帽子はそのまま乱れて先尖り小丸へ深く確りと返ります。名工の腕前をタップリと楽しめる出来栄えとなります。鑑定は特別保存刀剣鑑定書。愛刀家なら一度は手にしたい直胤。貴殿の指料にお薦めします。金着せ一重はばき。白鞘。

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