本刀は越前下坂一派の代表工の一人、伯耆守藤原汎隆の一口。華やかに乱れる丁子刃と強靭な鍛が合わさり、覇気溢れる出来口です。
脇差 伯耆守藤原汎隆 越前住 特別保存刀剣鑑定書 業物
Wakizashi [Houki-no-kami Fujiwara Hirotaka(wazamono)] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:WA-120224
価格 (price)750,000円(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 越前国,福井県(Echizen) 江戸時代初期 明暦頃(Early Edo period about 1655~)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 54.1cm(一尺七寸八分強) 反り:Curve(SORI): 1.0cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.14cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.72cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.35cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.50cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、勝手下がり鑢目、目釘孔1個。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟 地鉄:Jigane(Hada): 板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 丁子乱れ。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐで先小丸に返る。 登録:Registration Card: 新潟県
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【解説】 汎隆(ひろたか)は越前下坂一派を代表する刀工の一人で、越前兼法の流れを汲む道本兼植(かねたね)の門人です。「伯耆守藤原汎隆」、「越前住伯耆守汎隆」、「伯耆大掾汎隆」などと銘を切ります。作品は切れ味に定評が有り、業物として名高く、下坂派の中でもかなりの人気工であったと伝えられています。現在でも親しみを込めて“ぼんりゅう”、“ぼんたか” などの愛称で呼ばれています。 本作刃長は一尺七寸八分強、身幅確りとし、元先やや幅差つき、重ね尋常、反り浅めで中切っ先となる寛文新刀体配の一振です。鍛は板目肌で刃寄り流れ心となり、地沸微塵に厚く付き、肌目に沿って地景が強く入るなど、精強な地鉄を呈します。焼刃は小沸出来の丁子乱れで、匂口締まり心に明るく冴えます。刃中には金筋、砂流しなどが頻りに掛かり盛んに働きます。帽子は直ぐとなり、先小丸に返ります。茎は生ぶ、勝手下がり鑢がかかり、刀工銘を刻します。本刀は越前下坂一派の代表工の一人、伯耆守藤原汎隆の一口。華やかに乱れる丁子刃と強靭な鍛が合わさり、覇気溢れる出来口です。白鞘、金着一重ハバキ、特別保存刀剣鑑定書。
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