本品は極めて高い技量を持つことで知られている主水正正清の、優拵付で群を抜く出色の出来栄えの傑作刀です。
刀 薩州住正清 附 黒呂塗鞘龍金具尽打刀拵 特別保存刀剣
Katana [Sassyu-jyunin Masakiyo] [N.B.T.H.K]Tokubetsu hozon Token
品番:KA-020116
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 薩摩国(鹿児島県西部・Satuma) 江戸時代・享保頃(Edo era 1716年頃)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 69.4cm(二尺二寸九分) 反り:Curve(SORI):約 1.3cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.24cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.75cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.5cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 茎:Sword tang(Nakago): 勝手下鑢目、目釘穴2個、 体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切っ先。 彫物:Engraving: 表に棒樋を彫る。 地鉄:Jigane(Hada): 板目肌、地沸付く。 刃文:Temper patterns(Hamon): 丁子乱刃。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 湾れて小丸に返る。 登録:Others: 京都府・昭和27年
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【解説】薩州住正清は、初銘を清盈と、後に正清と改めました。薩摩藩工丸田惣左衛門正房に鍛刀の技を学び、享保六年正月に八代将軍吉宗公の佩刀を面前で鍛錬した功に依り「一葉葵紋」を許され、その帰途に朝廷より主水正に任ぜられました。刻銘は、薩州住正清、清盈、主水正正清、薩州住藤原正清、宮原主水正藤原正清などと銘を切ります。正清は、同国の一平安代と並んで薩摩新刀の双璧と称されるほどの名手で、新刀の上々作、切れ味良く、大業物に位列します。正清は小湾れに互の目・尖り刃などを交えて、変化のある 志津風の乱れ刃を得意として焼いています。 本作、体配は、刃長ほぼ常寸で、身幅元先広いがっちりした体配で姿が良い御刀です。地鉄は、良く詰んだ小板目肌に流れ大肌交じり、地沸が微塵に厚くつきます。刃文は、湾れ基調に互の目乱刃が焼かれ明るく冴えます。沸、匂深く、足、葉よく入り、薩摩鍛冶の特徴である金筋や砂流が各所で現れ働きます。帽子は、先掃き掛けるようにして小丸へ返ります。茎は1センチほど区を送るようですが、ほぼ生ぶの形を残しており、鑢目も銘ぶりも立派に残っております。刀身は刃中明るく、働きも盛んであり、主水正正清、出色の出来栄えの傑作刀です。尚、本刀には御覧の通り、龍金具尽くしの立派な拵が付いております。内外ともに滅多に出物が無い豪華な一振です。白鞘、金着一重ハバキ、黒呂塗鞘龍金具尽打刀拵、特別保存刀剣鑑定証。
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