本刀は御約束の通り肥前刀ならではの美しい刀姿で、精緻な地鉄に刃文は乱れ刃中よく働く。地刃共に頬る健全な良拵付きの優刀である。
刀 肥前国住近江大掾藤原忠広 附 腰刻朱塗黒呂鞘打刀拵 特別保存刀剣鑑定書 新刀上々作 大業物
Katana [Oumi-daijo Fujiwara Tadahiro(O-wazamono)] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:KA-020420
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):肥前国,佐賀県(Hizen) 江戸時代初期 慶安頃(Early Edo period about 1648~)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 71.2cm(二尺三寸五分) 反り:Curve(SORI): 2.1cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.10cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.75cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.60cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.65cm 拵全長:Length of Koshirae: 約98cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ茎、切鑢目。目釘穴1個。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切っ先。 彫物:Engraving: 表裏に棒樋。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 互の目丁子乱。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 小丸へ返る。 登録:Registration Card: 静岡県 昭和26年
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【解説】肥前忠吉家嫡流二代目、近江大掾忠広は、初代忠吉の嫡子で平作郎といい、寛永九年から作刀が見られ、同十八年七月に近江大掾を受領、元禄六年八十一歳で歿している。この間作刀歴は六十有余年におよび、肥前刀中でも最も多くの作品を遺している。 この刀は、鍛え小板目肌がよくつみ杢目肌風になる明るく冴えた地金に映りが立つ。刃文は匂い深く小沸が厚くつく互の目丁子乱を焼いた上出来の刀である。刃中は足、葉、よく働く。帽子はそのまま小丸へ返る。本刀は御約束の通り肥前刀ならではの美しい刀姿で、地鉄も肥前刀ならではの精緻さであり、かつ地刃共に頬る健全である。添えられた拵は朱塗の腰刻みがなかなか粋で金具もよく纏まる。白鞘、腰刻朱塗黒呂鞘打刀拵、金着せ二重はばき。特別保存刀剣鑑定書。
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