本刀は、肥前刀上作らしく、地刃共に明るく冴えた姿健全な、四代忠吉の典型となる作域を示した拵付きの優刀です。
刀 忠吉作甲割(四代)宝永六年八月吉日 附 黒石目地塗鞘打刀拵 特別保存刀剣
Katana [Tadayoshi Kabuto-Wari (4th generation)] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:KA-030320
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国・時代:肥前国,佐賀県(Hizen)・江戸時代中期 宝永六年(Edo era 1709)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 71.5cm(二尺三寸五分半) 反り:Curve(SORI): 1.7cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.4cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.85cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.75cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.65cm 拵全長:Length of Koshirae : 約103cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ。切鑢目 目釘穴1個。
体配:Shape(Taihai): 中切先、鎬造り、庵棟。 彫物:Engraving: 表裏に棒樋の彫刻。 地鉄:Jigane(Hada): 板目肌練れて杢目肌風。 刃文:Temper patterns(Hamon): 中直刃 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): そのまま小丸へ返る。 登録:Registration Card: 東京都
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【解説】本作の四代忠吉は、三代陸奥守忠吉の子として寛文八年に生まれます。名を橋本源助、新三郎と称します。 元禄十三年に近江大掾を受領。近江大掾藤原忠吉、肥前国住近江大掾藤原忠吉などと刻銘しました。四代忠吉は、父である三代忠吉が貞享三年、四代忠吉十九歳の時に早死してしまった為に、祖父の二代忠広より元禄六年に亡くなるまで鍛刀を学びました。その為に作風が二代忠広に近いものが多くみられ、二代の代作と思われる作品も残っています。四代近江大掾忠吉は長生きし延享四年九月九日、八十歳で没しました。この刀は宝永六年、四代忠吉が四十一歳で、ちょうど勢い盛んな時期の作品で、甲割と有ることから当時に切れ味に評判がある刀匠であった為に、甲冑の鉢を切って割ったことを意味しています。 本作体配は、刃長が二尺三寸五分半、身幅は先巾確りとして重ねも十分なドッシリとした体配で表裏に深めの棒樋を彫りハバキ上で丸留ます。姿はお約束のスタイルの良さで本当に見とれてしまう美しい刀姿です。地鉄は、小板目肌がよく練れて杢目肌風になる精美な鍛えに地沸つきます。刃紋は、小沸出来のやや湾れた中直刃で、刃縁冴えて明るく、砂流し細かな金線が働く切れそうな刃です。帽子は、先掃きかけて直で小丸へと返ります。茎は生ぶで立派な裁断刻銘が刻されています。。 本刀は、肥前刀上作らしく、地刃共に明るく冴えた姿健全な、四代忠吉の典型となる作域を示した拵付きの優刀です。 白鞘、金着せはばき。特別保存刀剣鑑定書
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