新々刀期、備前伝の名手として呼び声高い固山宗次の一振。立派な体配で重量感があり、同工の特色がよく表れた堂々たる優刀であります。
短刀 備前介宗次(固山宗次) 文久二年二月日 特別保存刀剣鑑定書 新々刀上々作
Tanto [Bizen-no-suke Munetsugu(Koyama Munetsugu)][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:TA-070124
価格 (price)1,700,000円(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 武蔵国,東京都(Musashi)・江戸時代後期 文久二年(Late Edo period 1862)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 29.5cm(九寸七分半) 反り:Curve(SORI): 0.1cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.31cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.91cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.95cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.70cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、切鑢目、目釘穴2個
体配:Shape(Taihai): 平造、庵棟。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 互の目丁子。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 乱れ込み先小丸へ返る。 登録:Registration Card: 徳島県
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【解説】 備前介藤原宗次(固山宗次)は、享和三年(1803年)奥州白河(現 福島県)に生まれました。俗名を宗兵衛(惣兵衛)といい、兄に宗平・宗俊がいます。刀工銘に精良斎、一専斎とも冠します。同工は初め白河松平家の抱え工でしたが、天保頃に出府して加藤綱英の門人となり、桑名藩工として江戸麻布永坂四谷左門町にて鍛刀しました。師である加藤綱英の他、同門の加藤綱俊にも影響を受けていたとされます。弘化二年(1846年)に備前介を受領し、明治初年頃までの作品が確認されています。茎鑢目は安政七年より切に改めています。作風のほとんどが得意の備前伝で、新々刀上々作に位列する大変著名で人気の刀工です。 本刀体配は刃長が九寸七分半。身幅確りとして重ね厚く、反りは浅めで、健全且つ堅牢な、がっしりとした刀姿を示します。地鉄は小板目肌に地沸がつき、緩み無く精美な鍛肌であります。刃文は匂出来の互の目丁子が華やかに焼かれ、刃中には足が入り盛んに働きます。丁寧に仕立てられた茎には力強い鏨使いで刀工銘と年紀が切られます。新々刀期、備前伝の名手として呼び声高い固山宗次の一振。立派な体配で重量感があり、同工の特色がよく表れた堂々たる優刀であります。白鞘、金鍍金一重はばき、特別保存刀剣鑑定書。
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