本刀は本間薫山先生の鑑刀日々抄所載する兼先の古作として資料的に貴重な作で、朱塗りのお洒落な打刀拵がそえられた応永兼先の優刀である。
刀 兼先(関) 附 朱漆塗鞘打刀拵 薫山鑑刀日々抄所載 保存刀剣鑑定書
Katana [Kanesaki (Seki) ] [N.B.T.H.K] Hozon Token
品番:KA-040620
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 保存刀剣鑑定書 薫山鑑刀日々抄所載品
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 美濃国,岐阜県(Mino) 室町時代中期 文亀頃(Middle Muromachi period about 1501~)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 68.3cm(二尺二寸五分半) 反り:Curve(SORI): 1.9cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.93cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.75cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.40cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.65cm 拵全長:Length of Koshirae: 約 96cm 茎:Sword tang(Nakago): 檜垣鑢目、目釘穴2個。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切っ先。 彫物:Engraving: 表裏の腰鎬の上に細い樋を掻き流す。 地鉄:Jigane(Hada): 板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 細直刃。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 焼き詰める。 登録:Registration Card: 兵庫県
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【解説】兼先は美濃赤坂に応永ころ、同じく関に文亀から代を重ねている。安土桃山時代頃に、備前、近江、越前、加賀、越中、などの各地に移住した。本作の兼先は善定兼吉の子、文亀頃とあるものに作風も年代もほぼ該当するようである。よって兼先のなかでも古作であるものと思われる。 体配は刃長が二尺二寸五分半で、身幅先幅は尋常で腰反りついた太刀姿の一振りである。地鉄は、板目肌が現れるもので鎬よりは柾目掛かり白け映りが立つ。刃文は匂勝ちの細直ぐ刃を焼いている。小沸が優しくついて、刃中には砂流し、金筋が働く。帽子は焼き詰め心。表裏の腰鎬の上に細い樋を掻き流す。茎は磨上げるも桧垣鑢も確認され兼先の二字銘が残る。書体は主として関にみられる形である。本刀は本間薫山先生の鑑刀日々抄に所載する兼先の古作として資料的に貴重な作で、朱塗りのお洒落な打刀拵がそえられた応永兼先の優刀である。白鞘薫山鞘書、朱漆塗鞘打刀拵、保存刀剣鑑定書、金着二重はばき。
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