備州長船横山祐包。新々刀期、加賀介祐永とともに備前鍛冶の双璧として評される同工。独特の技法が現れた丁子乱れは、誠に綺麗な焼刃です。
刀 備州長船住横山祐包 明治二年八月日 友成五十八代孫 附 変わり塗鞘半太刀拵 特別保存刀剣鑑定書
Katana[Bisyu-Osafune-ju-Yokoyama Sukekane] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:KA-060722
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):備前国,岡山県(Bizen)・明治二年(Meiji era 1869)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 68.5cm(二尺二寸五分強) 反り:Curve(SORI): 2.2cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.0cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.85cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.0cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 拵全長:Length of Koshirae: 約97cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、切鑢目、目釘孔3個内1個埋。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切先。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 丁子乱れ。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐで先小丸へ返る。 登録:Registration: 岡山県
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【解説】 備州長船横山祐包は、祐定の十三代目で友成五十八代孫にあたる人で、和気郡福田村(現備前市福田)に守時吉郎兵衛の次男として生まれました。作品には天保五年頃から明治五年頃までの刀が残されています。同国加賀介祐永とともに新々刀期、備前鍛冶の代表者です。本作は、刃長が二尺二寸五分強。身幅、重ね共に尋常、反りが適度に利き、元先やや幅差がついて気品のある刀姿です。地鉄は、小板目肌に地沸細かについた精美な肌です。刃文は、小沸出来の独特な丁子乱れで、菊花丁子、互の目丁子を交えた美しく華やかな焼刃となります。刃縁には処々沸粒がついて輝き、刃中には足入り働きます。帽子は直ぐで先小丸へ返ります。本刀に附いている半太刀拵は、変わり塗鞘に銀金具を配した美しい拵で、本刀の品格を高めています。江戸後期、備前国名工の横山祐包の優秀作。地刃の出来映えはさることながら、特に同工独特の技法が現れた焼刃にご注目いただきたい一振です。白鞘、金着せ一重はばき、附 変わり塗鞘半太刀拵、特別保存刀剣鑑定書。
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