堀井胤匡刀匠は、本名を堀井重克。江戸後期より続く堀井家の現当主です。瑞泉鍛刀所と共に紡いできた鍛刀技術を存分に活かした同工の力強い一振です。
刀 堀井胤匡作 昭和五十七壬戌年三月吉日
Katana [Horii Tanetada]
品番:KA-070422
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
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鑑定書:Peper(Certificate):現代刀につき未鑑定。
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):北海道(Hokkaido)・昭和五十七年(Showa era 1982)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 72.1cm(二尺三寸七分九厘) 反り:Curve(SORI): 2.3cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.52cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.77cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.70cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.60cm 茎:Sword tang(Nakago): 化粧筋違鑢目、目釘孔1個
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切先。 彫物:Engraving: 表裏に棒樋の彫刻。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 丁子乱。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 尖り心で小丸へ返る。 登録:Registration Card:北海道
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【解説】 大正七年八月七日、宮内省の日本刀技術保存、刀匠保護への呼びかけに応じる形で、当時の堀井家当主 胤明・秀明が招聘され、同社内に瑞泉鍛刀所が開設されます。同所の初代当主は堀井俊秀(秀明)、二代信秀、三代胤次、四代が同工(胤匡)と系譜が続きます。本刀を鍛刀した堀井胤匡は、本名を堀井重克といい、堀井胤次の子として昭和二十九年三月三十日に生まれました。北海道室蘭市住。室蘭工業高校を卒業後、昭和四十七年、日本製鋼所室蘭製作所に入社します。同工の父(三代胤次)、叔父である堀井信秀に師事し鍛法を磨きます。昭和五十四年、文化庁より製作承認の許可を得て、平成十四年より同所の四代目刀匠に就任しました。瑞泉鍛刀所は百周年を向かえ、現当主は、佐々木胤成が五代目を就任しています。 本刀は、刃長が二尺三寸七分九厘。身幅、元先広く、重ね厚く、腰反り高くあって、堂々とした立派な刀姿です。表裏には棒樋の彫刻を施します。地鉄は、小板目肌に地沸が付いた精美な鍛えです。刃文は小沸出来の丁子乱れで、匂口よく冴えて、優れた技巧を感じる焼刃です。刃中には足よく入り、盛んに働きます。帽子は乱れて先尖り心に小丸へ返ります。茎は化粧筋違鑢に仕立て、力強い鏨使いで銘と年紀を刻します。本作は、鍛え肌がとても綺麗に整い、手にしてずっしりと感じる力強い御刀です。白鞘、銀無垢一重はばき。
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