刀身彫刻が人目を引く三善長道の年紀入りの平造脇差で、会津虎徹呼号の真価を十分に発揮した会津の名刀です。
脇差 会津住三善長道 文久二壬戌春行年六十有九才 特別保存刀剣
Wakizashi [Aizu-Jyu-Miyoshi-Nagamichi] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:WA-060120
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):陸奥国、福島県(Mutsu)・江戸時代後期、文久二年(Edo era 1862)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 37.0cm(一尺二寸一分半)反り:Curve(SORI): 0.4cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.94cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.66cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.50cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ。勝手下がり鑢目。目釘孔1。
体配:Shape(Taihai): 平造、庵棟。 彫物:Engraving: 龍欄間透。 地鉄:Jitetsu(Hada): 板目肌、地沸つく 刃紋:Temper patterns(Hamon): 互の目乱れ刃紋。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 小丸へ返る。 登録:Registration Card:三重県
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【解説】会津の三善一族は長国を祖とし、政長から長道へと代々続く陸奥刀匠の名家です。上京し肥前忠吉と同じく埋忠明寿に学んだ為に山城伝の趣強く、寛永四年(1627年)より父長国と共に会津で鍛刀。美濃から移住してきた兼定一派と双璧の三善家はこのときより始まります。政長の子三善長道は会津虎徹と称され、斬れ味の良さは極であり後代に引き継がれ、その名声は各国に轟き、会津一の名刀として知られるようになりました。 本作は刃長が一尺二寸一分半と短めの短刀で、身幅と重ねはともに確りとして、短刀として作られたであろう一振です。はばき元から欄間が透かされています。構図の龍もなかなか上手に彫られていて雰囲気が良いです。また、練れた板目肌に地沸が付く地鉄は、いかにも強そうであり、会津虎徹と称されるに相応しく実用を重んじ鍛刀されたものであることが伺え知れます。刃紋は、明るい小沸に包まれた互の目乱れ刃紋を焼いています。飛焼を交え、刃中には、足、葉、砂流し、金線が様々に働いており見ていて飽きません。本作は、刀身彫刻が人目を引く三善長道の年紀入りの平造脇差で、会津虎徹呼号の真価を十分に発揮した会津の名刀です。
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