本作は小林伊勢守国輝の特色と高度な技量を十分に示した脇差の優品になります。立派な赤銅一作金具を用いた拵も魅力です。
脇差 小林伊勢守国輝 延宝七年八月日 五つ胴落(金象嵌)黒呂塗鞘赤銅一作金具半太刀脇差拵 特別保存刀剣鑑定書
Wakizashi [Isenokami kuniteru] [N.B.T.H.K] NBTHK Tokubetuhozon
品番:WA-080317
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 摂津(Osaka) 江戸時代初期、(Edo era 1679年)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 58.2cm(一尺六寸九分)反り:Curve(SORI): 1.8cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.15cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.73cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.45cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 拵全長:Length of Koshirae : 約 90cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ。筋違鑢目、目釘穴:(Mekugiana):2個。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切っ先。 地鉄:Jigane(Hada): 杢目肌、地沸つく。 刃文:Temper patterns(Hamon): 湾れ。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 直で小丸に返る。 登録:Registration Card:大阪府
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【解説】小林伊勢守国輝は、初代河内守国助の四男で通称を隼之進と称し、初代国助の門人となり、その娘婿(四男)となり別家をたてと伝えられています。寛文十一年に伊勢大掾を受領し、同十二年から受領銘を伊勢守に転じます。元禄ころからは独特の御幣茎と称される茎仕立てを考案します。また彼の作品は裁断性能に優れ業物としても有名です。作風は津田助広に倣った濤瀾風の大互の目乱れを得意とし、井上真改・津田助広(二代)の没した後は大坂新刀の代表刀工として活躍しました。 この刀は、刀に迫る1尺9寸2分の刃長で、身幅、元先確りとした姿健全な小林伊勢守国輝の優脇差です。地鉄は、明るい地金の杢目肌詰んだ精美な鍛えに地沸微塵に厚く付きます。刃文は、匂深く小沸よくつく湾れ刃を焼いています。健全な姿に冴えた明るい刃文は同作中出色の出来映えを示しています。更に茎は生ぶで錆味良好にして、五胴落と金象嵌が入るあたりが魅力となる作品で、貴重な遺作であると言えます。帽子は、直となって確りと小丸へ返ります。さて、拵ですが、ご覧の通り上質な赤銅一作金具を用いた拵でたいへん立派なものです。目貫は金、格式の高さから見て相当身分の高い人の帯刀だったことが伺え知れます。黒呂漆も経年で上品な飴色に変わるなどし生ぶな拵でありますから、刀身と合わせて注文打ちした御刀であると考えられます。内外揃った魅力タップリな小林伊勢守国輝の脇差の優品です。白鞘、拵、金着せ二重はばき。特別保存刀剣鑑定書、
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