刀　信濃住　河内一平　平成二十一年春

品番：KA-030422
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
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鑑定書：Peper(Certificate):現代刀の為無し

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)：長野県(Nagano)・平成21年(Heisei era 2009)

刃長：Blade length(Cutting edge): 72.9cm（二尺四寸)　 反り：Curve(SORI): 2.2cm　
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.30cm　元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.75cm
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.70cm　先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ、筋違鑢目、目釘孔1個。

体配：Shape(Taihai):鎬造、庵棟、中切先。
彫物：Engraving:表裏に棒樋掻き通す。　
地鉄：Jigane(Hada):小板目。　
刃文：Temper patterns(Hamon):直で焼き出し、湾れ。　
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi):小丸に返る。　
登録：Registration: 奈良県

【解説】河内一平刀匠は、無鑑査刀匠である河内国平刀匠の御子息です。人間国宝宮入昭平氏の伝法を受け継ぐ宮入小左衛門行平氏に入門し、平成17年に文化庁より作刀承認を取得しました。同年の新作刀展覧会では、初出品で努力賞を受賞しました。新作日本刀・刀職技術展覧会では金賞等多数の受賞を果たしています。現在は全日本刀匠会理事、全日本刀匠会信越北陸地方の支部長、公益財団法人日本刀文化振興協会会員、宮入一門会会員で河内一平刀匠は令和三年七月に長野県埴科郡坂城町に河内鍛刀道場を開設致しました。現在に至っても勢いのある刀匠です。
本作は、刃長72.9cm。身幅、重ね確りとし、表裏に棒樋を掻流す。切っ先が延びて美しいスッキリとした姿の御刀です。地鉄は良く練れた小板目で、地沸がつきます。刃文は直で焼き出し、ゆったりと湾れます。匂口は柔らかく冴え、刃縁に処々荒沸がつきます。帽子はやや乱れて小丸に返ります。茎は筋違鑢目に仕立てます。堂々たる刀銘が歪みなく刻されています。御家の守刀にも相応しいと思う御奨めの御刀です。桐箱付き、白鞘、金着せ二重はばき。