第16回重要刀剣、出来が優れ、雲次の特徴が顕著に示された、資料的にも大変貴重な鎌倉時代の御刀です。
刀 無銘 伝 雲次 鎌倉時代の優刀 第16回重要刀剣
Katana (Unji)[N.B.T.H.K] Jyuyoutouken
品番:KA-070215
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書:Peper(Certificate): 第16回重要刀剣
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 備前国(Bizen) 鎌倉時代後期(Kamakura era 1300年)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 69.4cm(二尺二寸九分一厘) 反り:Curve(SORI): 1.2cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.0cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.65cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.4cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.52cm 茎:Sword tang(Nakago): 大磨り上、切り鑢目、目釘孔3個 体配:Shape(Taihai): 菖蒲造、庵棟、鎬高、姿鋭い。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌流れ心、映り立つ。 刃文:Temper patterns(Hamon): 中直刃基調に小乱れ、丁子足入る、刃縁匂い締まり小沸つく。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐで焼きづめる。 登録:Others: 長野県
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【解説】鎌倉時代から、南北朝期にかけて備前国宇甘で作刀していた刀工群、雲生、雲次、雲重は、雲の字を冠することから、宇甘派とも、雲類と呼ばれ、これらの祖は山城国から備前へ移住して来たため、同国長船物に比べ全く異なった山城風の趣を強く示す、備前物中異色とも云える作域の御刀を残します。雲次は雲生の子にあたる人です。形状は、時代を反映した優しい太刀姿の刀から、やや猪首切先で肉置よく蛤刃を思わせ迫力ある豪壮な姿の刀まであり、一概に姿の特徴の説明は出来ません。刃文は直刃仕立てで、小乱れ交じり逆さ掛かった足入り、二重刃あり、刃縁締まり、匂い本位で沸細かくついて冴えるのが特徴です。 本作は、鎌倉時代後期の雲次(うんじ)と極められた刀で、第16回重要刀剣審査に於いて合格を果たした名刀で、 審査図録内にも地刃の出来が一派の特色をよく備えて雲次の所伝は肯定し得るものあり、と褒め言葉が記されるなど、雲次極めについての自信の程が示された御刀です。雲類の研究資料としても御奨めの作品です。 体配は、大薙刀直し刀姿で、刃長はほぼ常寸。身幅がタップリ、刃幅も確りと残るなど健全で、覇気に溢れ鋭い姿がとても印象的な御刀です。地鉄は、小板目肌流れ心で、肌が良く現れ映りが立つ雅趣漂う地鉄です。刃文は刃縁匂い締まりこころで小沸つく中直刃で、小乱れ、丁子足が入り働きます。帽子はそのまま直で焼き詰めます。第16回重要刀剣、出来が優れ、雲次の特徴が顕著に示された、資料的にも大変貴重な鎌倉時代の御刀です。白鞘、金着せ二重はばき。寒山鞘書。
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