新々刀随一の備前伝の名手、出色の出来映えを呈す固山宗次の傑作刀。
刀 備前介宗次 慶応二年八月日 附 変塗鞘打刀拵 特別保存刀剣鑑定書
Katana [Bizen-no Suke Munetugu][N.B.T.H.K] Tokubetu hozon Token
品番:KA-110115
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 江戸(Edo)・弘化四年(Edo era 1866年)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 73.3cm(二尺四寸二分) 反り:Curve(SORI): 2.0cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.33cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.72cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.8cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 拵全長:Length of Koshirae : 約 99cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、切鑢目、目釘孔一 体配:Shape(Taihai): 中切先、鎬造、庵棟。 彫物:Engraving: 表裏に棒樋を彫る。 地鉄:Jigane(Hada): 板目肌よく詰む、地沸つく 刃文:Temper patterns(Hamon): 丁子乱れ。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 乱れて先小丸に返る。 登録:Others: 大阪府
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【解説】固山宗次は、享和三年奥州白河に生まれました。俗名を宗兵衛(惣兵衛)といい、兄に宗平・宗俊がいます。彼は初め白河松平家の抱え工でしたが、後に出府して加藤綱英の門人となり桑名藩工として江戸麻布永坂四谷左門町にて鍛刀しました。精良斎、一専斎とも号しています。弘化二年に備前介を受領し、明治五年頃まで生存しました。茎鑢目は安政七年より切に改めています。新々刀最上作、作風は一貫して備前伝を得意とするたいへん人気が高い刀匠です。 本作も板目肌がよく詰んだ精良な鍛えに、得意の匂口締まり心に小沸付く丁子乱れ刃文は、いつもに見るものと違い、華やかに大きく高く乱れる冴えた見事な刃に仕上がっています。刃中には足、葉入り、飛び焼きも掛かり働きも盛んです。帽子はそのまま大きく乱れ込んで小丸へ返ります。茎は生ぶで切鑢、銘もシッカリと刻され名工ぶりを呈し、錆味も良好で健全です。固山宗次は新々刀随一の備前伝の名手と言われていますが、なるほどと感服させられる申し分ない御刀です。附の変塗鞘打刀拵は写真の通りで時代感があって落ち着いたものです。特別保存刀剣。拵、白鞘、金着せ一重はばき。内外共に立派に整った固山宗次の傑作刀です。
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