本刀、出羽国(山形県)を出身とする直勝の作品で、現存作少なく、健全な状態で残る本作は貴重な資料となります。ご郷土の御刀としても強くお勧め致します。
刀 直勝作(出羽) 文久三亥年二月日 切延鋼銚之 附 拵 特別保存刀剣鑑定書
Katana [Naokatsu][N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
品番:KA-110122
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 出羽国,山形県(Dewa Yamagata)・江戸時代後期 文久三年(Late Edo period 1863)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 69.3cm(二尺二寸九分弱) 反り:Curve(SORI): 1.6cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.21cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.73cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.50cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.60cm 拵全長:Length of Koshirae : 約 99cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、化粧筋違鑢目、目釘孔1個。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切先延びる。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 小互の目。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐで先小丸へ返る。 登録:Registration Card: 大阪府
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【解説】 本作刀工の直勝は、月山大山喜代次郎直勝といい、出羽国左沢、現在の山形県西村山郡大江町付近で鍛刀をした江戸時代後期の刀匠です。現存する刀は僅かで、本刀は非常に貴重な一口となります。 本刀体配は、刃長が二尺二寸九分弱。身幅重ね尋常に反り浅く、力感ある刀姿です。地鉄は小板目肌で地沸がつき潤いがあります。刃文は、小沸出来で、匂口やや締まり心で、よく冴えた小互の目です。焼頭が揃い華やかな乱れを見せ、同工の堅実さ、真面目さを感じます。刃中には小足が入り、処々に金筋、金線がかかって盛んに働きます。帽子は直ぐで先小丸へ返ります。茎は丁寧な化粧筋違鑢が施されます。拵についても御刀と同様の優品で、時代物の金具でまとまって野趣豊かな御品です。総体健全な御刀で保存状態も良好です。ご郷土の御刀としても是非お勧めしたい、出羽国出身とする同工の優作です。白鞘。金着せ一重はばき。黒呂漆塗鞘打刀拵。特別保存刀剣鑑定書。
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