本品は美濃国を出身とする金高の一作。地色青く澄んで、焼刃冴え冴えとして華やかに乱れる同工の健全な秀作です。
寸延短刀 金高 附 変塗鞘短刀拵 特別保存刀剣鑑定書
Sunnobi Tanto [Kanetaka][N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
品番:TA-120123
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):美濃国,岐阜県(Mino)・室町時代末期 永禄頃(Late Muromachi period about 1558~)
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刃長:Blade length(Cutting edge):30.6cm(一尺一分) 反り:Curve(SORI):0.9cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.80cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.62cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.60cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 拵全長:Length of Koshirae: 約51cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、檜垣鑢目、目釘孔2個。
体配:Shape(Taihai): 平造、庵棟。 彫物:Engraving: 表裏に棒樋の彫刻。 地鉄:Jigane(Hada): 板目に杢目交じる。 刃文:Temper patterns(Hamon): 互の目丁子。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 尖り帽子。 登録:Registration Card: 島根県
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【解説】 濃州赤坂は現在の岐阜県大垣市にあたり、古来、金生山の中央部である更紗山から、石灰石とともに良質な赤鉄鉱が採掘されており、これら良質な原料を用いた製鉄の技術が伝わります。同地は刀剣の製作に適した土地として繁栄し、永正年間(1504~)頃に兼定、兼元などが出て、美濃鍛冶の双璧として活躍します。金高は、室町時代末期の永禄頃から江戸時代中期の延宝頃まで名跡が続くと云われ、本作の金高は、永禄頃の初代金高と鑑みられます。「金高」、「濃州関住金高」などと銘を切り、現存作には、永禄七年の年紀のある作品などが確認されています。 本刀体配は、刃長が一尺一寸で平造りの寸延短刀です。地鉄は板目がやや流れ心に、杢目を交える鍛肌。刃文は互の目丁子で、匂口締り心に明るく冴え、特に小沸が焼刃の谷に厚く付き、刃縁には処々沸粒が輝きます。刃中には、地の働きがそのまま現れて、砂流しや金線、足などが良く入り盛んに働いて覇気があります。帽子はそのまま乱れて尖って返ります。本作に附いている拵は、素銅地の金具でまとめれた逸品が附いております。本品は美濃国を出身とする金高の一作。地色青く澄んで、焼刃冴え冴えとして華やかに乱れる同工の健全な秀作です。白鞘、金銀着二重はばき、変塗鞘短刀拵、特別保存刀剣鑑定書。
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