刀 豊後守源正全 (新刀)　特別保存刀剣

品番：KA-050116
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Paper(Certificate): 特別保存刀剣

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)：尾張国(Owari・Aichi)　寛文頃（Edo era １６６１年頃）

刃長：Blade length(Cutting edge): 72.9ｃｍ（二尺四寸〇分）　反り：Curve(SORI): 1.0ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.25ｃｍ　元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.85ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.55ｃｍ　先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.6ｃｍ
茎：Sword tang(Nakago): 生茎、鷹羽鑢目。目釘穴：(Mekugiana):1個。

体配：Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切先延びる。
地鉄：Jigane(Hada): 板目肌、地沸付く。
刃文：Temper patterns(Hamon): 互の目に丁子交じり。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 直となって小丸へ返る。
登録：Others: 茨城県

【解説】豊後守源正全。生国は美濃国関ですが、尾張名古屋に於いても活躍した刀工です。刻銘は、豊後守源正全、尾州之住善左衛門尉正全、石田善左衛門正全作、豊後大掾源正全、などと銘を切ります。現存作品の年紀は、明暦から、万治、寛文、延宝までです。坂倉関正利の子孫と言われて刃味に優れており、山田浅右衛門の業物一覧に追加されております。
本刀体配は、刃長が二尺四寸の刀で、身幅元先広く、反りが浅く利いて中切っ先が延びるという寛文新刀姿で、大振りで見ていて気迫を感じる一振です。地鉄は板目肌が練れて地沸がつく強靭な鉄味を示し、刃文は直調の焼き出しがあり、匂い深く、大きく高低ある小沸主体の互の目丁子を焼いていて、尖り互の目交じり、所々荒い沸粒が輝きます。刃中には足、葉、砂流し、金線が働きます。帽子は横手より直になって小丸へと返ります。茎は生ぶで錆味がよく、太く確りとした鏨使いの刻銘は頗る健全であり観る者に感動を与えるほどで、文句がない正に茎千両と言える保存状態を呈しています。長くてドスンと重量があり、コンデション良好で誠に気持ちが良い豊後守源正全の代表作品と言える御刀です。白鞘、金着せ二重はばき、特別保存刀剣鑑定書。