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トップページ » 日本刀販売 刀剣販売 刀販売 » 刀・太刀 » 刀 無銘 延寿国村 附 打刀拵 第65回重要刀剣(KA-050323)
通説に延寿一門の祖とされる国村の一口。来派の流れを継承し誠に綺麗な地肌を呈し、焼刃は匂口締まり心に明るく冴える直刃が焼かれた、同一派の優品であります。

刀 無銘 延寿国村 附 打刀拵 第65回重要刀剣

Katana [Mumei (Enju Kunimura)][N.B.T.H.K] Juyo Token


刀 無銘 延寿国村 附 打刀拵 第65回重要刀剣

品番:KA-050323
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)

鑑定書:Paper(Certificate): 第65回重要刀剣指定

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):肥後国,熊本県(Higo)・鎌倉時代後期(Late Kamakura period)

刃長:Blade length(Cutting edge): 67.9cm(二尺二寸四分) 反り:Curve(SORI): 1.85cm
元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.86cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.76cm
先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.30cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.60cm
拵全長:Length of Koshirae : 約98cm 茎:Sword tang(Nakago): 勝手下鑢目、目釘孔3個。 

【重要刀剣図譜より】
法量 
長さ六七・九糎 反り一・八五糎 元幅二・七糎 先幅一・六糎 鋒長さ二・七糎 茎長さ一四・七糎 茎反りなし
形状 
鎬造、庵棟、身幅細め、元先の幅差つき、重ねやや厚く、反り幾分深めに輪反り風つき、小鋒。
 小板目肌、腰元に板目交じり、総じてよくつみ、地沸つき、部分的に地景入る。
刃文 中直刃、匂口締まり、匂勝ち、二重刃風となる湯走り交え、指裏物打辺に沸筋風入る。
帽子 直ぐに小丸。
 大磨上、先極く浅い栗尻、鑢目勝手下り、目釘孔三、無銘。

説明
国村は肥後国延寿派の祖で、通説に来国行の娘聟、大和千手院派の弘村の子で、来国行の外孫と伝えており、その門葉には国吉・国時・国泰・国友・国資・国信・国綱等多くの上手が輩出し、鎌倉時代末葉から南北朝期にかけて同国菊池郡隈府の地に大いに繁栄した。一派の作風は、それぞれに際立った個性が少なく、概ね来派に類似するが、鍛えに柾ごころが目立ちかねが白け、刃文は匂口が幾分沈みごころで、刃中の働きが穏やかとなり、また帽子の先の丸みがやや大きく、しかも返りの浅い点などに相違がみられ、同派の見どころとして挙げられる。中でも、長寸で元先の幅差が一段と目立ち、反り高く踏張りがつき、小鋒に結んだ姿態は同派の中でも国村独特のものである。

 この刀は、大磨上なれども輪反り風を呈して京物とりわけ来派の風情を感じるものの、匂口の深さや締まり加減など地刃の様相よりして延寿派と観るべきものが看取され、刀身がやや細めで小鋒となった姿態より国村と鑑するのが妥当である。穏秀な趣を呈した破綻のない直刃やよく錬れた地鉄は清澄な柔らかみを呈し、総じて品位の高さを有した一口である。

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