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トップページ » » 鍔 無銘 尾張 桟木透鍔 (TU-310515)

鍔 無銘 尾張 桟木透鍔 保存刀装具鑑定書

Tsuba [Mumei Owari Sangi-Sukashi Tsuba][N.B.T.H.K] Hozon Tousougu


鍔 無銘 尾張 桟木透鍔 保存刀装具鑑定書

品番:TU-310515
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)

鑑定書:Paper(Certificate):保存刀装具鑑定書

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):江戸時代(Edo era)

桟木透鍔 丸形 鉄地 地透 丸耳
縦:Length: 8.3cm  横:Width: 8.3cm  切羽台厚:Thickness: 0.50cm 重量:Weight: 126g
桐箱入(In paulownia wood box)

[解説] 尾張透鍔もその起源は古く室町時代初期より江戸時代初期頃まで連綿としたように思われますが、これも在銘のものがないため作者を知る由もございません。作風は平安城透鍔に類して大形で大振りのものが多く、厚手で中央の肉を鋤いたようにして角耳、切羽台、両櫃ともに幅広くなります。地鉄、鍛錬ともに良く、平安城透鍔の堅長の切羽台および両櫃に対し丸く幅広になると言う相違があります。尾張透の形は丸形がもっとも多く、両木瓜形、木瓜形などがこれにつぎますが、ほかの変形もあります。図様も種々ありますが、何の図か不可解のものが多く、その手法も平安城透が細い透しで、いかにも気の利いた物に対し、著しく無骨で透しもまた線が太く、すべて無難に見えるものでありますが、稚拙の稚味と量感とがあって重厚の感があります。本作も鉄地の鍛錬が良好で、丸形に桟木を地透にして上手である。桟木は瓦を留めるために使ったり、障子などの骨組みに利用して古くからあるものであります。この尾張透鍔も元禄頃のもので掟に適った鍔であります。

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