刀 無銘 筑前 鬼塚吉国 新刀上作 業物 日本刀剣保存会
katana [Mumei Onizuka_Yoshikuni] (Wazamono) [N.T.H.K] Nihon Token Hozon Kai
品番:KA-010212 |
鑑定書:Peper(Certificate): 日本刀剣保存会(NPO法人)
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 筑後国(Chikugo/Fukuoka) 江戸初期 慶安頃 (Edo era 1648年) |
刃長:Blade length(Cutting edge): 69.1cm(二尺二寸七分) 反り:Curve(SORI): 1.8cm |
【解説】鬼塚吉国は新刀期の筑後を代表する刀工です。元亀三年(1572)奥州岩代(福島県東白河郡棚倉町)に生まれます。立花宗茂の家老、由布壱岐守の斡旋で、生地より筑後国、柳川城下(福岡県柳川市本城町)に移住し作刀しました。慶安三年記の作刀に七十七歳作が残され、長寿だったことが判ります。吉国の師弟関係は詳しくわかっていませんが、大方の見方として肥前忠吉一門だろうと云われています。鬼塚吉国は新刀上作に位列し、特に切れ味地ついては、水戸光圀が筑後柳川の鬼塚吉国の刀で悪僧を成敗したときに凄い切れ味を示した。と伝えられ業物に位列。その切れ味は抜群と高く評価され人気鍛冶として名を馳せております。また、第二次大戦中には、日本陸軍による荒試し斬りが行われ、鬼塚吉国と新々刀の大和守秀国が切れ味良く、昭和の大業物と称えられました。 |
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