刀 一 肥前国出羽守行廣(初代) 新刀上作 特別保存刀剣鑑定書
Katana [Ichimonji Hizen-koku Dewanokami Yukihiro] [N.B.T.H.K]Tokubetsu hozon Token
品番:KA-040212 |
鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 肥前国(Hizen/Saga) 江戸時代・寛文頃(Edo era 1661年頃) |
刃長:Blade length(Cutting edge): 68.5cm(二尺二寸六分) 反り:Curve(SORI): (七分五厘) |
【解説】江戸初期の肥前刀を代表する名工、一 肥前国出羽守行廣です。一 肥前国出羽守行廣、肥前国出羽大守藤原行廣、などと銘切りします。肥前刀の祖である忠吉の孫、初代河内大掾正廣の弟にあたる人で、名は橋本九郎兵衛といい天保5年に出羽大掾、寛文3年に出羽守を受領しました。初代肥前国出羽守行廣は石堂一派から備前伝を学び、銘鏨に一文字を現す鏨「一」を刻すことで有名な鍛冶であり肥前一文字と称されます。また慶安3年頃、長崎に於いて和蘭陀鋼「オランダ鉄」の鍛法も学び技に取り入れたと伝えられており、確かに茎に「阿蘭陀鍛」と刻すものを残します。天和3年5月に行年66歳で没するまで多くの弟子を名工に育て上げた位の高い上工で新刀上作に列位します。行廣家はその後も繁栄し六代まで続きます。作位は本作の初代が最も高く優品を伝えています。 |
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