刀 越前国下坂貞次 (立葵紋)重胴及度々末世剣是也 第34回重要刀剣 新刀上作 寒山鞘書
Katana[Echizen-Koku Shimosaka Sadatsugu][N.B.T.H.K] Juyo Token

品番:KA-040625 |
鑑定書:Paper(Certificate): 第34回重要刀剣指定
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):越前国,福井県(Echizen)・江戸時代初期 寛永頃(Early Edo period about 1624~) |
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刃長:Blade length(Cutting edge): 73.75cm 反り:Curve(SORI): 2.0cm 形状 鎬造、庵棟、身幅広く、鎬高目、元に踏張りごころがあり、重ね厚目、反りやや深くつき、中鋒。 鍛 板目に杢交じり、総体に肌目立ち、地沸よくつき、地景入り、かね黒目がかる。 刃文 小のたれに互の目・尖りごころの刃・ 互の目丁子風の刃など交え、小足入り、沸よくつき、処々荒目の沸交じってむらとなり、細かに砂流しかかり、飛焼交じり、匂口沈みごころとなる。 帽子 表直ぐに小丸、裏のたれごころに僅かに尖り、共に深く返り、掃きかける。 茎 生ぶ、先入山形、鑢目勝手下り、目釘孔一、指表目釘孔の下やや棟寄りに長銘があり、裏は鎺下中央に立葵紋をきり、 目釘孔の下平地に「重胴及度々末世劔是也」の添銘がある。 説明 初代下坂貞次には、年紀のあるものは未見であるが、その作風や銘振りから鑑て、おそらく慶長を下らぬものであろう。同作には、見事な記内彫があるものや、本刀のように、越前家の附家老で、初代康継の後援者でもあった本多飛騨守成重の立葵紋をきり、初代康継同様の「重胴及度々末世劔是也」の添銘に加えて、初代康継の下坂銘に初代貞次の銘振りが近似していることなどから初代康継の有力な側近の一人であったと思われ、また初代康継同様に彼も成重が贔屓の刀工であったろう事が思惟できる。 この刀は、身幅が広く、重ねが厚目で、中鋒の堂々とした体配に、小のたれに互の目・尖りごころの刃・互の目丁子等を交えて、沸よくつき、処々荒目の沸が交じってむらとなり、細かに砂流しがかかった作柄で、殊に三日月状の飛焼は初代康継にも見るところである。また、刃中の沸づきの状態がむらとなり、裏の帽子も三品風を呈し、かねも黒味をおびるなどには同派の特色がよくあらわれている。初代下坂貞次の一作風を示した一口で、出来が優れている。 |
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