上野国立博物館鑑定書。固山門人、一関士宗明の健全無比な優刀です。宗明の特徴と円熟した技量が顕現に示された代表作品。
刀 銘 一関士宗明 応屋崎良動需 特別保存刀剣鑑定書 固山門人。健全無比な優刀です。
katana [Ichinoseki Muneaki][N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
品番:KA-051012
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 陸奥国(Mutu-Koku) 江戸時代・文久頃(Edo era 1865年)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 75.2cm(二尺四寸八分) 反り:Curve(SORI): 2.0cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.4cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.82cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.5cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、化粧筋違鑢目、目釘孔一。 体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切っ先。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目に杢目肌交える。。 刃文:Temper patterns(Hamon): 互の目乱れ。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐで小丸へ返る。 登録:Others: 香川県 昭和28年
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【解説】一関士宗明は名を保田宗明、初名を文吉といい、一関藩田村家に列する藩士でした。嘉永頃、藩命により江戸へ上り桑名藩の刀工固山宗次の門人になります。安政3年(1856年)23歳で宗次の技を会得し宗明の銘をもらい、一関士宗明と号するようになります。刻銘は、一関士宗明、陸中一関住久保田宗明。師が得意とした備前伝互の目乱刃を焼き、匂に沸を強調し特に切れ味に意を注ぐと云われた人です。 この刀は、長寸で元幅広く重ねも確りとし誠に健全かつ豪壮な姿を呈した注文打(応屋崎良動需)の一刀で、宗明の特徴と円熟した技量が顕現に示された代表作品です。地鉄は小板目肌に、杢目肌が交じり詰んだ柔らかく美しい肌合いに地沸がつく強い鍛の地金です。刃文は、連続して乱れる小互の目で、匂口冴えて明るく、匂足長くよく入り、刃縁には小沸が明るくついて映えます。刃中には、砂流し細かに掛かり働きも盛んです。帽子は直ぐとなり先掃きかけ心で小丸へ返ります。茎は長めで仕立ては至極丁寧です。銘ぶりも上手でスッキリとした書体で刻銘されております。裏には注文主の刻銘も入り見るからに筋が良さそうであり、伝来も確かなものと思われます。このように、保存状態が極めてよく、研ぎ減りなども最小であり、何よりも姿が豪壮。地刃も健全で文句なしの豪刀です。 特別保存刀剣鑑定書。白鞘。寒山鞘書、固山門人、一関士宗明の健全無比な優刀で、宗明の代表作です。
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