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本作は、雅趣が誠に豊かで見所が多い、備州長船守重の典型的な作域を顕著に示した健全な御刀です

太刀 備州長船守重 第16回重要刀剣

Katana [Bisyu-osafune Morishige] [N.B.T.H.K] Juyo Token


太刀  備州長船守重 第16回重要刀剣

品番:KA-060317
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)

鑑定書:Paper(Certificate): 第16回重要刀剣指定

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 備前国(Bizen) 鎌倉時代後期 正和頃(Late Kamakura period 1312~)

刃長:Blade length(Cutting edge): 77.2cm(二尺五寸五分) 反り:Curve(SORI): 2.7cm
元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.03cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.7cm
先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.35cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
茎:Sword tang(Nakago): 大磨上、先切り、鑢勝手下り、目釘穴2

【重要刀剣図譜より】
形状 鎬造、庵棟、磨上げ乍ら反り高く、中鋒となる。
小板目肌つみ、地沸つき、あわく映りごころがある。
刃文 中直刃仕立、上半互の目、丁子足よく入り、葉かかり、匂口総じて締まりごころに砂流しかかり、小沸つく。
帽子 直ぐに小丸。
磨上、先切り、鑢目勝手下り、目釘孔二、茎先に近く棟寄りに細鏨に長銘がある。

説明 守重は銘鑑によれば、永仁の頃の人で、二代目守家の子とあって同二代は正中、同三代は応安とある。この太刀は鎌倉末期の作で、その初代と鑑すべきものである。地刃の出来は到って地味であるが、同作有銘の現存するものは極めて少く、資料的価値も高い。

【解説】備州長船守重は、畠田守家の子で、長光の聟となる人で、元重の父にあたる人です。老後は五郎左衛門入道と号しました。作品は、永仁、正和前後の二十余年間に鍛刀されたものです。作品は太刀が多く、刃文は直刃、鋸刃等を焼いて、真長、景光に似るものが多いです。備州長船守重、備州国住人長船守重などと銘を切ります。
守重は、長船派を代表する位が高い名匠です。本作は、雅趣が誠に豊かで見所も多く、備州守重の典型的な作域を顕著に示した健全な御刀です。白鞘、金着二重はばき、第16回重要刀剣指定。

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